風俗業界で働くことを検討している男性の中には「何歳から働けるのか」「どの業種が自分に向いているのか」といった疑問を持つ方も多いでしょう。

実際、風俗と一口に言っても、キャバクラやメンズエステ、ソープランドなど業種によって求められる年齢層や体力、勤務スタイルは大きく異なります。

 

また、キャストのみならず黒服（ボーイ）として働く場合にも、法律で定められた年齢制限が関わってきます。

 

この記事では、風俗業界で働く上で知っておくべき「年齢に関する基準」や「業種ごとの年齢層の傾向」などを分かりやすく解説します。

自分の年齢や希望に合った業種選びの参考にしていただければ幸いです。

 

風俗は何歳から働ける？

ここでは、風俗の仕事に就ける年齢の基準やその背景について、詳しく見ていきます。

 

法律上は「18歳以上」であれば可能

2022年の民法改正により、成人年齢は20歳から18歳へと引き下げられました。

これにより、18歳以上であれば、風俗店での勤務も法律上は可能となっています。

 

契約も親の同意を必要とせずに行えるため、表面的には「18歳になれば風俗で働ける」という理解もできます。

しかし、法律上の年齢要件を満たしていても、実際にはすぐに働けるわけではありません。特に、高校在学中の18歳は別の問題が生じる可能性が高いため、注意が必要です。

 

高校生が風俗で働くと起こるリスクとトラブル

「18歳であれば誰でもすぐに働けるわけではない」という点は、特に高校に通う18歳に当てはまります。

高校生が風俗店で働くことで、以下のようなトラブルやリスクが考えられます。

・保護者からの強い抗議や苦情
・学校側による問題視や退学処分のリスク
・警察への通報や店舗への調査
・掲示板やSNSでの悪評や炎上

保護者が勤務状況を知り、店に直接抗議を入れてくることや、学校の校則に違反したとして指導や退学処分が行われる場合があります。

 

たとえ校則に明記されていなくても「学業に支障を及ぼすアルバイトは禁止」という常識的なルールに該当することがほとんどです。

 

また、SNSの普及により、未成年者が勤務しているという情報が拡散されやすくなりました。

こうした情報は警察の目にも止まりやすく、店舗への調査が行われることもあります。

店舗にとっても、未成年雇用の噂は大きなマイナスとなるでしょう。

 

このように、法律で定められた年齢を満たしていても、高校生が風俗で働くことは本人・店舗双方にとって大きなリスクが伴います。

事前にこれらの事情を理解し、慎重に検討することが重要です。

 

黒服（ボーイ）が働ける年齢は？

黒服（ボーイ）として風俗業界で働くには、法律上「18歳以上、かつ高校生でないこと」が絶対条件です。

これは、深夜帯の勤務が基本となるため、労働基準法により18歳未満や高校在学中の人は雇用できないことが理由です。

 

一方で、年齢の上限は法律で定められていません。
40代、50代のスタッフが活躍している店舗もあり、求人票に「年齢不問」と記載されていれば、文字通り年齢に関係なく応募が可能という意味です。

また、店舗によっては「20歳以上」としている場合もあります。

これは、勤務中に喫煙エリアへの立ち入りが必要だったり、お客様からお酒をすすめられる場面があるためです。

 

2022年に成人年齢は18歳へ引き下げられましたが、飲酒に関しては20歳未満の禁止が継続しているため、未成年の飲酒が店舗トラブルにつながるリスクを考慮した結果です。

黒服（ボーイ）として働く際は、法律と店舗のルールをしっかり確認し、自分の年齢や立場に合った職場を選ぶことが重要です。

 

業種によって異なる年齢層

風俗業界では、働くスタッフの年齢層は業種や職種によって大きく異なります。

法律で18歳を下限として定められていますが、年齢の上限は店舗や業態によってさまざまです。

 

ここでは、主な業種ごとにどのくらいの年齢層のスタッフが多いのかをまとめました。

なお、風俗店と似ているものの少し異なる水商売系の業種も含めて紹介します。

 

キャバクラ

男性スタッフの中心年齢層は20代後半が最も多く、都心部ではこれが平均的な傾向です。

この年齢帯には、アルバイトから正社員、サブマネージャークラスまでの多様な立場の人が含まれ、昇進の選択肢も豊富です。

ただし、年齢の上限は法律で定められておらず、求人に「年齢不問」と記載されていれば40代・50代でも応募可能です。

 

実際、経験豊かな中高年スタッフが歓迎されるケースもあります。

ただしその場合、若手スタッフから指導を受けたり、年下が上司になったりすることもあるため、柔軟な姿勢やコミュニケーション力が求められます。

加えて、年齢よりもマナーや実績が重視される業界の実態もありますので「若さよりやる気」という指名が多く、中高年でも十分に活躍の余地があります。

 

ヘルス店・ソープランド

ヘルス（ファッションヘルス・ホテヘル・デリヘル）やソープランドといった業種では、30代から60代までの男性スタッフが多く活躍しています。

実際「20代から60歳くらいまでが在籍している」といった幅広い年齢構成が一般的です。

 

中でも特に多いのは、30〜50代の層です。

社会人経験や一般職からの転身者も目立ち「異業種からでも歓迎」という求人が豊富です。

 

求人情報では「18歳以上であれば年齢不問」で40代・50代の応募歓迎と明記されていることもあり、年齢だけで不利になることはほとんどありません。

この業種の利点は、男性の体力や接客経験・責任感を活かしやすい環境であることです。

年齢を重ねてから入ってきた人でも、その経験を評価され、長期間にわたって活躍しやすいのが大きな魅力でしょう。

 

メンズエステ

メンズエステの男性スタッフは20代から40代が中心です。

リラクゼーションや施術を担当し、比較的若いスタッフが多いですが、年齢を問わず活躍できる業種です。

施術スキルや接客マナーが重視されるため、若年層だけでなく、落ち着いた対応ができる中高年層も一定のニーズがあります。

 

未経験からスタートする人も多く、研修制度が整った店舗では年齢や職歴に関係なくキャリアアップが可能です。

店舗によっては受付業務や予約管理など裏方を担当するスタッフもおり、身体的な負担が少ないポジションも存在します。

比較的クリーンなイメージの業種で、接客業やサービス業の経験がある方にも人気があります。

 

働き始めるならどの業種？

初めて風俗業界で働く男性は、自分の体力やスキル、希望の勤務スタイルに合わせて業種を選ぶのがポイントです。

キャバクラやメンズエステのように若い世代が多い業種で経験を積み、体力的に負担が少ない仕事を選ぶことが多い一方、ヘルスやソープランドは幅広い年齢層が活躍できるので、長く続けたい人にも適しています。

 

自分に合った環境を見つけ、無理なくスタートすることが大切です。

 

まとめ｜自分に合った環境で、安心して第一歩を踏み出そう

風俗業界で働くにあたっては「何歳から働けるか」だけでなく、自分の年齢や体力、ライフスタイルに合った業種を選ぶことが大切です。

18歳以上であれば法律上は働けますが、高校生はNGです。

夜間の勤務やお酒を扱う場では20歳以上が求められる場合もあります。

 

また、業種によってスタッフの年齢層も異なり、若手が活躍するキャバクラやメンズエステ、幅広い年齢層が働くソープランドやヘルスなど、自分に合った職場環境を見極めることが成功のカギです。

無理なく、安心してスタートするためにも、基準やルールをしっかりと把握し、自分の将来像に近い働き方を選ぶようにしましょう。