変態なんでも鑑定団

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店長ブログ

  • ぼくらはみんな人型ロボット

    2026/9/24 12:02

    新しい人が入ってくると、たまに怖いことを言われます。

    入ってまだ一週間経つか経たないとき、

    「これって、なんでこうしてるんですか?」

    と聞かれることです。この「なんで」は地味に怖い。

    長く働いている側からすると、今まで何百万回も普通にやってきたことなので、

    いまさら急に理由を聞かれても…って感じです。

    「いや、これは昔からこうだから……」

    と口に出た瞬間、

    ハッ!!👀
    この事象を理論的に説明できてません!

    …気付いてしまいます!

    なにも通常業務の違和感に気付けていなかったことに。

    そして、

    なにも疑問を持たずに思考停止で業務を行っていたことに。

    I am a robot.


    長く働いていると、こういうことは結構起こります。

    最初は「面倒だなぁ」と思っていたことでも、毎日やっているうちに何も思わなくなります。

    一個の作業をするのに画面を開いて、戻って、また別のところを開いて、同じ内容をもう一回入力する。

    新人からすると、

    「これ一回でできないんですか?」

    となる。

    こっちは、

    「できないんだよねえ」

    と言いながら、よく考えたら別にできない理由を調べたこともない。

    ただ何年もそうしていただけ。

    できないんじゃなくてしてないだけ

    もちろん、昔からその形になっているのには理由がある場合もあります。

    昔やってみたけどうまくいかなかったとか、別のところに影響が出るとか。

    そういう理由がちゃんとあるなら、

    「こうこう、こういう理由で今はこのやり方なんだよ」

    と説明できれば終わりです。

    できればね。

    「ずっとこうだから、こう」しか出てこない時

    これはね、御先輩陣の大敗北ですよ。

    恥じたほうがいい。

    わたしたちは新しく入ってきたニューウェーブに気付かされたのだ。

    逆に考えてください、ピンチはチャンスなのです。

    「なんでですか?」
    「こっちのほうが早くないですか?」
    「これって必要なんですか?」

    みたいな気付きを言える環境を作らないといけない。

    もちろん全部採用できるかはわかりません。ただ、そこにプライドは禁止です。

    長く働いている人間だけでは気づかないことがあります。

    というより、気づけなくなることがあります。

    見慣れてしまうからです。

    毎日見ている文章。

    毎日開いている画面。

    毎日使っている言葉。

    毎日置いてある物。

    一個一個を見なくなってきます。

    その場所にあることが普通になる。

    変に詩的ね

    前に、お店で使っている説明文を見ていた新人から、

    「これ、上と下で同じこと書いてません?」

    と言われたことがありました。

    見たら、確かにほとんど同じことが二度書かれてある。

    しかも誰かが昨日作った文章ではなく、結構前からそのまま使っていたものです。

    何人も見ている。何回も見ている。

    なんで誰も疑問に思わなかったんだ。

    こういう時、新人の視点は強いですね。

    こっちは文章の内容を読んでいるつもりでも、実際はもう配置くらいしか覚えています。

    逆に新しい視点は

    「これ二回書いてあるけど何でだろう」

    という認識になる。そして質問してくる。

    「……ほんとだね」

    うぅ~!指摘される前に気付きたかった~!

    これは新しいスタッフが入る醍醐味の一つだと思っています。

    別にすごいアイデアを持ってきてほしいわけではありません。

    「この店をもっと成長させるための新規プロジェクトを立ち上げます」

    ううん、必要ありません。そんな大きいことじゃなくていい。

    「これって、なんでこれなんですか?」

    くらいで十分です。


    細かい違和感って、働いている期間が長くなるほど見えなくなります。

    そして、新人もずっと新人ではありません。

    「なんでですか?」

    と聞いていた人も、三ヶ月くらいすると普通にそのやり方をしています。

    半年くらいすると、次に入った人へ説明できるようになるでしょう。

    「これって、なんでこうしてるんですか?」

    「…昔からこうだからね」

    入ったばかりの時期って、実は結構大事です。

    まだ店の普通が普通になっていない。

    違和感を違和感のまま感じられる。

    分からないことを分からないと言える。

    これって、本人からすると、

    「まだ何も知らない」

    という状態だと思います。

    でも店側からしても、その状態じゃないと見えないものがある貴重な時期。

    新しい風は、とても大事です。

    「これ面倒じゃないですか?」
    「ここ分かりにくかったです」
    「何で二回やるんですか?」
    「こっちじゃダメなんですか?」

    その中の10個に1個でも、

    「確かにそのほうがいいな」

    があればもうかなり嬉しいです。

    何年も当たり前にやっていたことを、入って三日の人に指摘されるのは悔しいですが

    「いやいや、それはちゃんと理由があってだね」

    と言えず、

    「あれ?」

    となるやり方は

    「それ変えようか」

    のチャンスです。

    新人だから黙って覚える。長くいる人が正解を全部知っている。

    そういう形にしてしまうと、せっかく違う目線の人が入ってきても、すぐ同じ目線になってしまいます。

    それはかなりもったいない。

    新しい人に求めているのは、店のことを何も知らないうちから完璧に動くことではなくて、

    何も知らないからこそ感じる、

    「何で?」

    を発してもらうことです。

    そして数ヶ月後。その人も次の新人から、

    「これって、なんでこうしてるんですか?」

    と聞かれる日が来ます。

    その時に、

    「これはこうだからだよ」

    と言えるようになってたら成長です。

プロフィール

ニックネーム:池

お店データ

◇店名

変態なんでも鑑定団

◇業種

デリヘル

◇勤務エリア

鶯谷

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