キャバクラの付け回しとは?基本ルールや6つのポイントを解説
この記事では、キャバクラの付け回しの基本ルールや成功のポイント、押さえておきたい6つのコツを紹介しています! 付け回しをマスターして頼れるボーイを目指したい方や、お店の売上向上に貢献したい新人スタッフの方は、詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください!
キャバクラスタッフの仕事のひとつに、キャストをお客様の席に配置する「付け回し」があります。
付け回しはお店の売上を左右する重要な仕事であり、ボーイの花形となる仕事です。
この記事では、付け回しの基本的なルールやポイント、押さえておきたいコツなどを詳しく解説します。
難しくもやりがいのある付け回しをマスターして、頼れるボーイを目指しましょう!
目次
キャバクラの「付け回し」とは?

キャバクラの「付け回し」とは、キャストをお客様の席に配置する業務のことです。
お客様の好みやお店の状況を瞬時に把握し、適切なキャストを「付け」たり、別のお客様に「回し」たりすることから名付けられました。
付け回しはボーイの基本業務のひとつであり、1人で担当することもあれば、複数人でやることもあります。
付け回しの種類
付け回しの方法はお店によって異なりますが、基本的には以下の3種類に分類されます。
臨機応変に対応するために、一通り把握しておきましょう。
独自判断型
キャバクラの多くは、特定のルールを決めない「独自判断型」を採用しています。
独自判断型は自由度が高く、お客様やお店の状況に応じた采配が行やすいのがメリットですが、歴の浅いボーイが務めるとお店が上手く回らなくなることも珍しくありません。
ボード回し型
時間に応じて付け回す方法を「ボード回し型」と言います。
ボード回し型はお客様やお店の状況に関わらず、システム通りに付け回す方法です。
例えば、60分セットの場合は20分ごとにキャスト1人として、合計3人のキャストを付け回します。
ボード回し型は業務に不慣れな新人などでも付け回し業務がスムーズに行えることがメリットですが、イレギュラーな対応はできません。
グループ分け型
「グループ分け型」とは、あらかじめキャストをグループ分けして、バランスよく付け回す方法です。
例えば、大勢いるキャストを以下のようなグループに分類します。
- ルックスが整っているグループ
- 接客が上手いグループ
- たくさんお酒を飲めるグループ
このように事前にグループ分けしていれば、お客様やお店の状況を見ながら適切なキャストを付け回すことが可能です。
ただし、この方法を実施するにはキャストのルックスや接客スタイルなどを特にしっかり把握しておく必要があります。
キャバクラで付け回しを行うメリット

ここからは、キャバクラで付け回しを行うメリットを解説します。
付け回しの効果を最大限に得るためにも、業務の意味や目的を理解しましょう。
店舗の売上が上がる
付け回しの最大のメリットは、お店の売上アップが見込めることです。
お客様の好みに合わせてキャストを采配することで満足度が上がり、時間配分を意識して効率よくキャストを回したりすることで、延長や場内指名に繋がる可能性が高まります。
キャストのやりがいに繋がる
付け回しをすることで、キャストはより多くのお客様を接客する機会に恵まれます。
そうすると場内指名をもらえるチャンスが増え、仕事にやりがいを感じられるようになるでしょう。
キャバクラの付け回しの手順
付け回しのルールを解説する前に、基本の手順を確認しておきましょう。
キャバクラの付け回しは、以下のやり方で進めていくのが一般的です。
1. 出勤しているキャストを把握する。
2. お客様を観察して好みを分析する。
3. 1番目のキャストを付ける。
4. 2番目のキャストを付ける。
5. 3番目のキャスト付ける。(※15分ごとに付け回す場合は、この後に4人目のキャストを付ける。)
6. お客様に延長交渉をする。
付け回しの詳しいやり方はお店によって異なりますが、基本的には上記の流れで進めていきます。
キャバクラの付け回しの基本ルール
ここからは、60分1セットを想定した付け回しのルールを解説します。
基本ルールを覚えて、適切な付け回しを行いましょう。
15~20分ごとにキャストをチェンジする
基本的には、15~20分ごとにキャストを付け回します。
15分ごとであれば4人、20分ごとであれば3人付け回せる計算です。
ただし、これはあくまでも目安であり、お客様やお店の状況に応じて考える必要があります。
1セットにつき3~4人のキャストを付ける
1セットにつき、3~4人のキャストを付け回すのが一般的です。
この人数設定には、お客様に60分飽きずに楽しんでもらいながら、お客様の好みを探るという意味合いがあります。
キャバクラの付け回しのポイント6つ

付け回しの手順や基本ルールを押さえたうえで、付け回しのポイントを見ていきましょう。
キャバクラの付け回しを行う際に意識したいポイントは、以下の6つです。
① キャストを把握する
まずは、キャストを把握することから始めましょう。
キャストにはさまざまなタイプがあり、一人ひとりルックスや接客スタイルが異なります。
キャストの顔と名前を覚えた後は、接客スタイルを把握するのがおすすめです。
また、キャストによって出勤日数や時間帯も異なります。
円滑な営業を行うために、キャストの出勤日時の確認を怠ってはいけません。
② 1番目のキャストにこだわる
キャバクラの付け回しをする際は、1番目に配置するキャストにこだわりましょう。
1番目のキャストはお店のイメージを作る重要な役目を果たすため、ルックスの整ったキャストや接客マナーに定評のあるキャストなど、お店の看板となるキャストを付けるのがおすすめです。
③ お客様の表情を読む
キャバクラで付け回しをする目的は、お客様の満足度を高めて、延長や場内指名を取ることです。
そのためには、常にお客様の表情を読み、楽しんでもらえているかどうかを確認する必要があります。
流れ作業のような雑な接客にならないように、お客様の観察を怠らないようにしましょう。
④ ドリンクをもらった直後は付け回さない
キャストがドリンクをもらった直後は、別のお客様に回してはいけません。
これはお客様が損をしたと感じてしまう可能性があるためです。
最低限のマナーとして、キャストがドリンクを飲み終わるまではキャストを付けたままにしましょう。
⑤ ヘルプの付け方を工夫する
キャバクラのヘルプとは、お客様が指名したキャストが離席している間に、指名キャストの代わりに付くキャストのことです。
ヘルプは指名キャストがいない間の繋ぎや、指名キャストのサポート役です。
ヘルプは単なる場繋ぎと勘違いされる場合がありますが、実際はヘルプの質によってお店の評価や売上が変わることも珍しくありません。
ヘルプを付ける場合は、空気を読むのが上手いキャストや、気配りに長けたキャストを選びましょう。
⑥ 状況に応じて「プラス付け」する
「プラス付け」とは、お客様の人数より多くのキャストを付ける行為です。
例えば、1人のお客様に対してキャストを2人以上付けることを指し、お客様の満足度を高める狙いがあります。
一方で、お客様の人数に対してキャストが不足している状態を「マイナス営業」といい、キャバクラでは避けるべき行為とされています。
配置するキャストの選び方のコツ

ここからは、付け回しで配置するキャストの選び方を解説します。
具体的にどのようなキャストを配置するべきか迷った場合は、ぜひ参考にしてみてください。
ルックスの系統で選ぶ
付け回しで配置するキャストに悩んだら、ルックスの系統で選びましょう。
あらかじめキャストを綺麗系・可愛い系・セクシー系といった系統に分類しておけば、その中からお客様の好みに合ったキャストを付け回しできます。
さらに細かく、モデル系や女優系、ギャル系、クールな雰囲気、上品で清楚系など、さまざまなタイプに分けると、さらにお客様の満足度を高める采配ができます。
接客スタイルで選ぶ
ボーイの務めは、キャストの接客スタイルとお客様の相性を見極めることです。
以下に、キャバクラのキャストの主な接客スタイルを3つ挙げました。
- トーク型(会話力がある)
- リスニング型(話を聴く力に優れている)
- パフォーマンス型(場を盛り上げる力がある)
付け回しに悩んだ場合は、トーク型かパフォーマンス型のキャストを付け、お話好きなお客様だと判断したらリスニング型のキャストを付けるなど工夫しましょう。
客層に応じて選ぶ
お客様が20代の場合と50代の場合では、付けるべきキャストが変わります。
例えば、20代のお客様にはギャル系のトーク型もしくはパフォーマンス型、50代のお客様には綺麗系のリスニング型などといったように、年齢層などによっても好まれるキャストのタイプは異なります。
こうした部分にも注目して分析すると、お客様により満足してもらえる付け回しができるでしょう。
タイプの異なるキャストを選ぶ
キャバクラの付け回しのコツは、前に接客したキャストとはルックスの系統や接客スタイルの異なるキャストを配置することです。
これはお客様の満足度を上げる工夫であり、延長や場内指名を増やす工夫です。
具体的には、1番目に場を盛り上げるのが上手いキャストを付けたら、2番目は癒し系のキャストを付けるなど、分かりやすい差をつけましょう。
キャバクラの売上と満足度は付け回しで変わる!

キャバクラの付け回しは売上を左右する重要な仕事であり、ボーイの花形となる仕事です。
付け回しのやり方はお店によって異なりますが、基本的には15~20分ごとにキャストを付け回します。
付け回しは頭を使うだけでなく、お客様にもキャストにも気を遣う仕事ではありますが、その分やりがいがあります。
ボーイに興味のある方は、ぜひジョブヘブンでボーイの求人を探してみてください。