店長ブログ

​16.両極端をあわせもつ
2025/04/06 11:55
 合理性と人間性、大胆さと細心さ、優しさと厳しさ、どれも一見、相反する性質ですが、人はこの両極端をあわせもち、正常に機能させることによって、初めて完全な仕事ができるようになります。この「両極端をあわせもつ」ということは、「中庸(ちゅうよう)」をいうのではありません。どちらかに偏ってもいけませんし、足して2で割った真ん中をとるということでもありません。この両極端を兼ね備え、場面に応じて正常に機能させるということは「最高の知性」と呼ばれています。
 例えば、目標を達成するために具体的な計画を立てる際には、徹底的に論理的に考えていかなければなりませんが、それを達成するためには、人間的にすばらしい魅力をもって、周囲の人を巻き込むことが必要です。
 このような論理性を徹底的に追求する合理性と、人を惹き込むような温かみのある人間性という両極端にある性質をあわせもつことによって、完璧な仕事ができるようになるのです。※中庸・・・考え方・行動などが一つの立場に偏らず中正であること

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​15.小膳は大悪に似たり、大善は非情に似たり
2025/04/05 11:55
 人間関係の基本は、愛情をもって接することにあります。しかしそれは溺愛であってはなりません。自分の子供がかわいいばかりに溺愛し、甘やかし放題に育てたところ、その子供が成長したときにはかえってダメな大人に育ってしまった、ということがあります。子供をかわいがるという小膳をなしたことが、結局当人にとって大悪を成したことになったのです。
 職場における上司と部下の関係であっても同じです。信念もなく部下に迎合(げいごう)し、厳しいことを言わない上司は、一見愛情深いように見えますが、結果として部下をダメにしていきます。逆に信念をもって非常に厳しく指導する上司は、けむたく感じられるかもしれませんが、長い目で見れば部下を大きく成長させることになります。これが大善です。大善を行うことは一見、簿情な行為に映ります。このことを「大善は非情に似たり」という言葉は表しています。真の愛情とは、どうあることが相手にとって本当に良いのかを厳しく見極めることなのです。

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​14.実力主義に徹する
2025/04/04 11:55
 組織を運営していく上で最も重要なことは、それぞれの組織の長に本当に力がある人がついていることです。
本当に力のある人とは、職務遂行の能力とともに人間的な魅力があり、部下から尊敬され、部下との間に信頼関係を築ける人です。そして、自分のためでなく、みんなのために自分の力を発揮しようとする人です。
 こうした人が組織の長として機会を与えられ、その力を十分に発揮できるような組織風土でなければなりません。こうした実力主義によって組織の運営が行われれば、その組織は強化され、最終的にはみんなのためになっていきます。
 年齢や経験に関わらず、仕事を遂行する能力を高め、人格を磨き、真の実力をつけていった人こそが、リーダーとなる資格があるのです。

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