店長ブログ

ユニクロに学ぶ.5
2025/11/06 11:50
「商品経営の原理原則」ユニクロが大切にする“愛され続ける商品づくり”

ユニクロが掲げる「商品経営の原理原則」は、シンプルに言えば「お客様に尽くし、お客様に愛される商品をつくる」ということ。
一度買ってもらえたお客様に、同じ商品をシーズンごとに選び続けてもらえるそこに“最高の商売”の本質があります。

お客様が満足した経験は次の基準となり、次回はそれ以上を求めます。
企業はその期待に応え続ける努力を怠ってはいけません。
この「期待と成長の繰り返し」が、ユニクロの強さを支えるサイクルです。

一方で、ファッション業界ではトレンドを追いすぎて、かつてのお客様をがっかりさせる例も少なくありません。
ユニクロはそうした短期的な流行に流されず、長く愛される“定番の改良”を重ねることで信頼を積み重ねています。


接客業でも同じです。
一度来店してくださったお客様に「また来たい」と思ってもらえるお店であるかどうか。
そのためには、初回の満足で終わらせず、次に来たときに「前より良くなっている」と感じてもらう工夫が欠かせません。

日々の小さな改善、誠実な対応の積み重ねが、リピーターを生み、信頼を築くのです。
“流行を追うより、信頼を磨く”それが、私たちの仕事にも通じる「原理原則」です。
お問合せは 「ジョブヘブン見た」で!
ユニクロに学ぶ.4
2025/11/05 11:50
なぜ「マニュアルだけ」ではダメなのか?

「マニュアルがあるのになぜうまくいかないのか?」
これは多くの職場で感じる疑問ではないでしょうか。

ユニクロの考え方では、その答えは明確です。
マニュアルには「何をどうするか(WhatとHow)」は書かれていますが、
「なぜそれをするのか(Why)」が書かれていないからです。


■ マニュアルが限界を迎えるとき

マニュアルは手順を統一し、誰がやっても同じ品質を保てる優れた仕組みです。
しかし、マニュアルだけでは「想定外」に弱い。
現場で予測できなかったことが起きた時、
「マニュアルには書いてないけど、どうすればいい?」と迷うのです。

経営者が常に説明できる規模なら良いですが、
組織が大きくなるとそれは現実的ではありません。
だからこそ「なぜやるのか」という目的意識=原理原則が必要になります。


■ Why「なぜ?」があれば、判断できる人が育つ

「なぜ?」が明確であれば、働く人は自分で考えて行動できます。
たとえば、店舗でお客様対応中にマニュアル外のトラブルが起きたとしても、
「お客様のために」という原理原則を軸にすれば、
最善の判断をその場で下せます。

ユニクロでは、マニュアル通りに動くことよりも、
「お客様を最優先に考える」姿勢が求められます。
それは現場の人に“判断する自由と責任”を与える考え方です。


■ マニュアルと原理原則のバランス

もちろん、マニュアル自体を否定するわけではありません。
むしろ、最低限の均質なサービスを提供するためには必要不可欠です。

ただし、マニュアルだけに頼りすぎると、
働く人が「考える力」を失ってしまう。
マニュアルを読むだけの“機械的な人”になってしまえば、
生産性の本質的な向上は望めません。

本当に強い組織とは、
「原理原則を理解した上でマニュアルを使いこなす人」が多い組織です。


■ 経営理念と原理原則の関係

経営理念は、会社の“信念”や“哲学”を示すもの。
しかし、それだけでは抽象的で、
現場で具体的にどう動くべきかまでは分かりません。

一方、マニュアルは行動を明確にしますが、
「なぜその行動を取るのか」という理由が欠けています。

そこで、理念と行動をつなぐ“中間の仕組み”として
「原理原則」が存在します。


■ 今日の学び

マニュアルは「どうやって?」を教え、
原理原則は「なぜ?」を教える。

そして、この二つを結ぶことで、
経営理念が“生きた行動”になる。

「なぜやるのか」を理解する人が増えれば、
どんな環境でも柔軟に動ける“考える人材”が育ちます。
それが、強い組織の根本なのだと思います。
お問合せは 「ジョブヘブン見た」で!
ユニクロに学ぶ.3
2025/11/04 11:50
経営理念とマニュアルをつなぐ「原理原則」という考え方

ユニクロという会社は、ただ服を売るだけの企業ではありません。
一人ひとりの社員が、経営理念を自分の仕事に落とし込み、考えながら動けるようにする仕組みを持っています。
その要(かなめ)となっているのが「原理原則」です。


■ なぜ“原理原則”をつくったのか

会社が大きくなればなるほど、理念と現場の間に「距離」が生まれやすくなります。
ユニクロでは、それを埋めるために各部門ごとに「原理原則」を設定。
経営理念と日々の業務をつなぐ“中間の言葉”として機能させています。

たとえば、店舗経営・商品経営・人材育成など、それぞれに原理原則が存在。
特に2023年には、教育部門の原理原則が完成し、翌年には現場スタッフ向けに
『店はお客様のためにある』『商売の原理原則』『チームで働く原理原則』といった冊子もつくられました。


■ マニュアルと何が違うのか?

マニュアルは「どう動くか」を示すもの。
一方、原理原則は「なぜ動くのか」を考えるためのものです。

役割 マニュアル 原理原則

目的 動きを統一する 判断と行動の軸をつくる

対象 手順・方法  考え方・価値観

結果 指示通りの行動  自律的な判断


つまり、原理原則は「考える力を育てる教科書」と言えるでしょう。


■ “最高の商売”とは何か

「商売の原理原則」には、ユニクロの哲学が詰まっています。
それは、“一度売れた商品を量産して売り切る”ことではなく、
「ひとつの商品を永続的に改善し続けること」。

たとえば、ヒートテック。
毎年のように素材や着心地を改良し続け、リピーターを増やし、
今では“冬の定番”として定着しました。

最高の商売とは、売り切ることではなく、
飽きられない努力を続けることなのです。


■ 一人ひとりの“自分ごと”として

多くの商品を扱うユニクロだからこそ、
一つひとつの商品に魂を込める「一品一魂(いっぴんいっこん)」の精神を大切にしています。

この“原理原則”は、社員全員が自分の仕事を「自分ごと」として捉え、
判断や行動の軸にするためのツール。

理念をただ唱えるのではなく、
理念を現場で生きた言葉にする。
そのための“原理原則”なのです。


■ 今日の学び

「なぜそれをするのか?」を考え抜いた先に、
“原理原則”が生まれる。

日々の仕事でも、「マニュアル通り」だけでなく、
自分なりの“原理原則”を持って行動することが、
本当の意味でのプロフェッショナルにつながるのかもしれません。
お問合せは 「ジョブヘブン見た」で!
関連の求人

ファッションソープ阪神
ソープ/阪神・尼崎

電話する
06-6401-2089
メールで質問する
info@s-hanshin.com
WEB応募する WEB質問する

SNSから応募する方はこちら
 SNS応募方法

ファッションソープ阪神様のSNSID

s-hanshin

SNS IDをコピーする

SNSサービスから上のIDにお問い合わせください。
「ジョブヘブンを見ました」とお伝えすると対応がスムーズになります。

お電話・メールから応募する場合

採用担当:  マエダ   受付時間: 10:00~23:00

閉じる