2025/12/17 11:50
・世界は本来、学問ごとに分かれて存在しているわけではない・しかし現代教育は、学問を細かく分断して教えてきた
・その結果、「部分は詳しいが、全体が見えない」人が増えた
・アリストテレスやダ・ヴィンチのような知の巨人は、分野を横断して世界を理解していた
・地政学とは「政治 × 地理」を軸に、歴史・宗教・文化・経済を重ねて世界を見る学問
・世界情勢やビジネスを理解するには、横断的な視点が不可欠
・教養とは知識量ではなく、「世界をありのまま理解する総合力」
学問は本来、人間が世界を理解するために作った「道具」です。
けれど、いつの間にか
「経済は経済だけ」
「政治は政治だけ」
「宗教は宗教だけ」
と、バラバラに扱われるようになりました。
でも現実の世界は、
政治が経済を動かし
宗教が文化をつくり
歴史が人の価値観を決め
地理が国の行動を制限しています。
世界は最初から、全部つながっています。
それを無理に分けて見ているのは、私たちの側なのです。
仕事に置き換えると
例えば、
「売上が落ちた」という現象だけを見て
・広告が悪い
・スタッフが悪い
・価格が悪い
と一部分だけを直そうとすると、うまくいきません。
実際は
・社会情勢
・お客様の価値観の変化
・地域性
・競合の動き
・時代の空気
これらが重なって「今の結果」が出ています。
地政学的な考え方とは、
「一つの原因に飛びつかず、全体の流れを見る力」です。
これは経営者だけでなく、
現場スタッフ、営業、管理職、すべての仕事に共通します。
改めて
教養とは、
「知っていることが多い人」になることではありません。
世界を単純化せず、複雑なまま理解しようとする姿勢。
それこそが、本当の教養なのだと改めて感じました。
今の時代、
広く、浅く、しかしつながりを持って考えられる人が
最も強いのだと思います。
点で考えず、線で考える。
それが仕事力。
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