店長ブログ

思想家、韓非子に習うNo.2 
2025/11/21 11:50
​弱い立場のとき、どう動くべきか?

韓非子『存韓』(そんかん)に学ぶ“弱者のサバイバル術”

「力が弱い」「信用が落ちている」「周りが強すぎる」。
そんな“崖っぷち”の状況でどう生き残るか。
これは国だけでなく、仕事でも人生でも共通のテーマです。

韓非子の一章『存韓』は、まさにこのテーマを扱っています。
弱小国・韓をどう守るかをめぐって、韓非と李斯が真剣に意見をぶつけ合う内容です。


■ 韓非(かんぴ)の考え方:弱い時ほど、焦って動くな

韓は国力も小さく、周囲の強国からも秦からも信用されていない。
まさに危険な状態でした。

そんな中で韓非が出した答えは、とても現実的です。
•派手な改革は逆効果
•同盟や駆け引きを急ぐと疑われる
•今は“信用を取り戻す”ことが最優先
•小さな誠意を積み重ねながら、慎重に時間を稼ぐべき

つまり韓非は、
「弱者はまず信用を積み直すこと。これが唯一の生き残りルートだ」
と主張します。

そして彼は、韓を残すことは秦にとってもメリットがあると説き、
生存の可能性を必死に探ります。


■ 李斯(りし)の考え方:信用が尽きると、現実はもっと厳しい

一方、李斯は厳しい視点を持っていました。
•韓は過去の裏切りで信用を失いすぎている
•何をしても疑われる段階まで来ている
•韓非の案は綺麗事で、立て直す時間はもう残っていない

彼の主張はシンプルです。

「現実はそんなに甘くない。すでに手遅れの可能性が高い」

弱者が置かれた現実の厳しさを、冷静に突きつけるものでした。


■ この章が教えてくれること

『存韓』は、ただの歴史の話ではありません。
•信用を失ったとき、どう立て直すか
•弱い時こそ、どのように動くべきか
•改革と慎重さのバランス
•信用”という目に見えない資本の大切さ

これは現代社会でもそのまま当てはまる内容です。


■ 仕事で言えばこんなイメージ

売上が落ちた部署や、トラブルが続いて信頼が下がった店舗と似ています。

● 韓非的アプローチ
•派手な試みより、基本の見直し
•小さな信頼の積み重ね
•誠実な行動で信用を回復する

● 李斯的アプローチ
•信用を取り戻すには時間がかかる
•状況が深刻なら、大胆な改革も必要
•感情ではなく現実的な判断が求められる

両方に“真実”があり、状況によって取るべき行動は変わります。


■ まとめ
弱者の立場にあるとき、
焦って大きく動くほど信用を失い、状況が悪化する。

だからこそ、
小さな信用を積み直しながら、生き残るための時間を稼ぐ。
これが『存韓』から読み取れる、弱者のサバイバル戦略です。

そして同時に、
信用を失いすぎると取り戻すのが非常に難しい、
という現実も教えてくれます。
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