高級ワインの代名詞ともいわれるフランス・ブルゴーニュ地方のワイン、『ロマネ・コンティ』。その値段はなんと1本200万円を超えることもあり、自動車並みの価格です。
いったいなぜ、そこまで高価になるのでしょうか。
理由のひとつは、畑の狭さと生産量の少なさ。
『ロマネ・コンティ』の畑は、ヴォーヌ・ロマネ村にあるわずか1.81ヘクタール(約134メートル四方)の土地。
年間の生産本数はおよそ6,000本ほどしかなく、まさに希少中の希少といえます。
次に、世界的ブランドとしての人気の高さ。
「世界一のワイン」と呼ばれるこの一本は、世界中のワイン愛好家や富裕層が競って手に入れようとするため、
その需要が価格をさらに押し上げています。
そして3つ目は、徹底された品質管理と手間のかけ方。
収穫はすべて手摘みで、短時間で一気に行われます。
さらに驚くのは、朝露による水分を防ぐために収穫の直前にヘリコプターを飛ばして朝露を払うという徹底ぶり。
まさに“世界一のワイン”にふさわしいこだわりです。
「狭い畑」「希少性」「徹底した品質管理」の三拍子が揃った
これほどまでに手間と情熱をかけて造られるワイン、
それが『ロマネ・コンティ』なのです。
是非、いつか機会があれば
じっくりと味わってみたいものですね。