日本で最初に「美人コンテスト」が行われたのは、明治時代に東京・浅草にあった 「浅草十二階(凌雲閣)」。高さ52メートル、当時はまさにランドマーク的存在で、日本初のエレベーターも設置された話題のビルでした。
ただ、そのエレベーターが故障続き……。
12階建てに階段で上ってもらうのは一苦労。そこで運営者が考えたのが、来場者に楽しんでもらえるイベント企画。
そこで登場したのが「美人コンテスト」でした。
プロの写真家が芸者さんを撮影し、階段の壁にずらりと写真を展示。来場者は階段を登りながら写真を眺め、最上階で「この人に一票!」と投票するスタイル。
会期5日間で延べ5万人が訪れる大盛況となり、日本初の美人コンテストは大成功を収めました。
今に通じる「ファン心理」
当時の来場者はお気に入りの芸者さんのために何度も階段を登り、何度も投票をしたそうです。
これはまさに現代のアイドルファンの行動と同じ。
「推しのために頑張る」気持ちは、時代を超えて変わらないんですね。
私たちのお店でも、年末に向けて 「ミスヘブンコンテスト」 が全国規模で開催されます。
部門も豊富で、もちろんルックス部門「美人コンテスト」も含まれます。
凌雲閣での美人コンテストがそうであったように、ただ「きれい」だけでなく、来てくださるお客様に「この子を応援したい!」と思っていただけることが大切。
つまり、見た目だけでなく人柄や接客、日々の努力が“票”につながっていくのです。
歴史に学ぶと、 応援してもらえる存在になることが、最終的に大きな結果を生む ということ。
100年以上前の浅草の芸者さんたちも、今のお店で活躍するキャストさんたちも、その本質は同じなんですね。
美人コンテストは、日本の歴史の中でも「人に応援される力」が試されたイベントでした。
そしてそれは今の「ミスヘブンコンテスト」にも直結しています。
お客様に「推したい」と思っていただける存在になること。
それが何よりも大切であり、結果を大きく左右する鍵なのです。