「なぜ60分?」と考えたことはありますか?
実は「60」という数字はとても便利な数。
2や3、4、5、6、10、12、15、30など、いろんな数字で割り切れるのです。
だから昔の人にとって、物事を分けたり数えたりするのに最適でした。
古代メソポタミアの人々は「60」を神聖な数字とし、
それを時間の基準にしたのです。
その名残が今も続いて、私たちは1時間を60分で数えている、というわけ。
ちなみに「10進法」が主流になったのは、指が10本あったから。
昔の人の知恵と工夫が、今の私たちの生活に息づいているんですね。
「60」という数字が便利だから選ばれ、長く使われ続けてきたように、
仕事でも“続く仕組み”をつくることが大切です。
わかりやすいルール、使いやすい手順、みんなで共有しやすい基準。
こうした“便利さ”や“シンプルさ”があると、物事は長く続き、
やがて「当たり前」になっていきます。
1時間=60分という大昔からの習慣も、
仕事のマニュアルやルール作りも、根っこは同じなのかもしれません。