
経営も同様です。日々どこに、どんな経費が、いくらかかっていて、日々の売り上げがどれくらい上がっているかが正確に、タイムリーにわからなければ、正しい判断をすることはできません。この数字がどんぶり勘定でいい加減なものであれば、判断を誤り、目標を達成できなくなってしまいます。また早期に見える化することも重要です。
もし時間がかかってしまったら、改善への対応が遅くなってしまいます。
経営において、企業の実態を表す真実の数字はひとつしかありません。後から修正できるものであってはならないのです。正しい数字を把握するためには、「一対一の対応の原則」と「ダブルチェックの原則」を貫くことが欠かせません。「一対一の対応の原則」とは、現金あるいは物の動きと伝票の処理を一対一に対応させ、同時に実施することで、実態に即した正しい数字が表れるのです。
また、「ダブルチェックの原則」とは、会社のお金等を扱う際に、複数の部門や人が関って処理することです。実行に手間はかかりますが、これを徹底することで、ミスや不正を未然に防ぎ、従業員を守ることができるのです。
私たちは、このように正しい経営の数字を日々意識しながら、それぞれの部門で経営判断を行わなければなりません。
ファッションソープ阪神 店主