黒ちゃん、超超超と社内のトイレを「聖地巡礼」する
2025/5/18 12:32
ある日、よしくんがトイレに入ろうとしたその瞬間。
ドアに貼られていたのは、一枚の光沢付きカラー印刷ポスター。
【黒超ペア presents】
🛐 本日:社内トイレ 聖地巡礼ツアー開催中 🛐
参加自由(自己責任)/解説あり/土足厳禁
「は???」
ドアを開けると、そこに立っていたのは全身白衣姿の黒ちゃんと、
ベールを被った謎の巫女装束・超超超だった。
黒ちゃんが厳かに言った。
「ここは、“排泄という名の浄化”が行われる神聖な場所。」
超超超も続ける。
「個室一つひとつにストーリーがあるの。匂いのグラデーションが“感情の履歴”なの。」
彼らは各トイレ個室に名前を付け、説明板を貼っていた。
1番個室:「孤独の間」
使用時間が最長。だいたい部長がここにこもる。
天井に向かって人生を見つめ直すゾーン。
2番個室:「爆発の間」
臭気レベル:SS級。前日飲んだ者が犠牲に。
3番個室:「愛の間」
黒ちゃんと超超超が一度一緒に入った記録あり(※公然猥褻ギリギリ)。
よしくん:「やめろ!3番は俺がいつも使ってるとこだ!!!」
さらに、手洗い場の蛇口には解説POPが。
「この水圧、弱め。だが、それがいい。流しきれぬ罪を、静かに抱く。」
塚さん:「お前ら…水流で詩書くなよ……」
最終目的地は多目的トイレ。
超超超はうっとりしながらこう言った。
「広い空間はね、心の余白なの。排泄じゃない、“魂のデトックス”をする場所。」
黒ちゃん:「俺たちの関係も、ここで一度リセットしたよね。」
よしくん:「トイレで関係リセット!?なにそれ関係再起動ボタン!?」
結果、社内のトイレは予約制に。
なぜなら、「巡礼者が増えて混雑するから」という意味不明な理由で。
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