〜働くのが怖かった男が、出勤するのが楽しみになった話〜

🌅第一章：初出勤、緊張より“違和感がなかった”

初日は夕方から出勤。
「受付」って響きにビビってたけど、実際はシンプルな業務からスタート。

• 女の子の出勤チェック

• 電話・LINE予約の受信と記録

• 部屋の準備と片付け

• 簡単なPC入力作業

「これ、意外と落ち着いてやれる仕事かも」
って、初日終わって思った。
なにより、誰も無理にテンション上げろとか言ってこないのが嬉しかった。

🧠第二章：指示が“曖昧じゃない”のが、自分にはちょうどよかった

今までの職場では、
「もっと気を利かせて」
「もうちょっと周り見て」
って言われるのが苦手だった。

でもここでは、やるべきことが明確で、それを丁寧にこなせばちゃんと評価される。

• タオルの数・補充場所

• 電話対応のマニュアル

• 女の子の体調・気分の記録ルール

全部「ルール」で決まってるから、“空気”じゃなくて“内容”で勝負できる。

💬第三章：「自分のペースで、役に立てる」って感覚が初めてだった

ある日、女の子がこう言ってくれた。

「○○さんが受付の日、安心できるんですよね。なんか、変に気を遣わなくていいから」

この一言で、「自分みたいなタイプでも、居場所ってあるんだな」って思えた。
それって、たぶん初めての感覚だった。

💰第四章：「“評価される安心感”を初めて知った」

今までの職場では、
頑張っても「当たり前」。
ミスすれば「怒られるだけ」。
褒められるなんて、年に1回あるかないかだった。

でもここは違った。
ほんのちょっとの努力でも、すぐ“見ててくれる人”がいる。

• 女の子の出勤対応で気づかいしたら「ありがとう」って言われる

• ブログ更新を工夫したら、店長から「最近読みやすくなったね」って言われる

• ちょっと早く来てタオル補充したら「気が利くね」って褒められる

「当たり前にやったことが、ちゃんと評価される」
それが、今までになかった感覚だった。

この安心感があるから、
無理に張り切らなくても、自然と「もうちょっと頑張ろう」って思える。

“正論”じゃなく、“実感”でモチベーションが上がる職場って、なかなかない。

🧭第五章：ここは、“ちょっと変な人”のための場所だった

この業界、いい意味で「普通じゃない人」が多い。

• 元引きこもり

• 元バンドマン

• 元エンジニア

• 元ニート

• 元社畜

だからこそ、誰かと比べなくていい。
そして、自分を否定されることもない。

ここは、“普通”じゃなかった俺が、
やっと「普通の自分」でいられる場所だった。

🔚まとめ：「合わなかったんじゃない。間違ってただけだった。」

どの職場でも居心地が悪かったのは、
俺が劣ってたんじゃなくて、“選び方を知らなかった”だけだった。

風俗受付という仕事が、俺にとっての答えだった。