
「正直、風俗って怖かった」──これ、昔の俺の本音。
30代になって、このまま今の仕事を続けてていいのか?ってモヤモヤしてたとき、たまたま目に入ったのが風俗店の男子スタッフ求人だった。
なんとなく怪しそうとか、ヤバそうってイメージがあってさ、最初は正直、完全にナシだった。でも、その頃の俺、給料はずっと横ばいだし、将来のこと考えても不安しかなかった。仕事そのものは嫌いじゃなかったけど、何かがずっと足りない感覚があったんだよね。
で、ある日、なんとなくクリックしてみたんだ。求人ページ。
見てみたら、「未経験歓迎」「30代活躍中」って書いてあって、「あれ、これ俺でもいけんのか?」ってちょっとだけ思った。
でも風俗業界って未知すぎて、ビビるよな。面接すら怖かったけど、「まあ話だけでも聞いてみるか」って軽いノリで応募した。
行ってみたらさ、めっちゃ普通だったのよ。
ちゃんとした店構えで、受付スタッフも丁寧。ゴリゴリの体育会系でもないし、陰キャを見下す感じもない。むしろ落ち着いた雰囲気で、「あれ、なんか居心地いいかも…」ってちょっと驚いた。
仕事の内容も、思ってたよりずっとちゃんとしてて、「お客さんの受付」「電話対応」みたいな、いわばサービス業的な内容が中心。いきなり変なことやらされるとか、グレーなことに巻き込まれるとか、まったくなかった。
そしてなにより驚いたのが、時間もそこまで長くないし、休みもちゃんと取れる。希望休も通りやすいし、「あ、これ普通に生活レベル変わるな」って感じた。しかも、頑張ったらちゃんと評価してもらえる。年功序列じゃなくて、「やったぶん返ってくる」って感覚、正直久しぶりだった。
もちろん、大変なこともあるよ。夜の仕事だから、生活リズム整えるのに最初はちょっと苦労した。でもそのへんも、周りのスタッフがアドバイスくれたりして、思ったよりすんなり慣れた。
30代ってさ、自分のこと「もう若くない」って思いがちだけど、風俗業界に限って言えば、30代の落ち着きってむしろ武器になる。女の子からも「話しやすい」って言ってもらえるし、店長とか上の人たちも「安心して任せられる」って感じで見てくれてる。
今は、朝起きて「あー、今日も仕事か…」じゃなくて、「今日もやるか」って感じで出勤してる。この感覚、ほんとに久しぶりだった。
転職って怖いよな、特に30代になると。でも、風俗業界って選択肢、もっとオープンに考えてもいいと思う。意外と“普通”だし、意外と“ちゃんとしてる”。
今、もしこの記事読んで「ちょっと気になるな」って思ってるなら、それってたぶんタイミングだと思う。俺もあのとき、何気なくクリックしたのが始まりだった。
話聞きに行くだけでも全然アリだし、無理なら断ればいいだけ。でも、動かないと何も変わらないってことだけは、俺は実感した。
30代、まだまだこれからだと思う。今の自分にちょっとでも違和感あるなら、一回外の空気、吸ってみるのも悪くないよ。