店長ブログ

AIで知識が育つ職場
2025/10/10 22:00

誰でもAIエージェントが作れる時代。でも“作れる=使える”とは限りません。

誰でも作成可能? → YES

ノーコードツールやテンプレートの充実により、AIエージェントは技術知識がなくても作成可能になりました。

  • ChatGPTのカスタムGPT
  • Dify、FlowiseなどのノーコードLLMツール
  • n8n、Zapierなどの自動化連携ツール

今では数時間で“それっぽい”チャットボットが完成します。

誰でも業務改善できる? → NO

しかし、「作れること」と「改善できること」は別問題。よくある失敗例は以下の通りです:

  • 目的が曖昧で“何のため”か不明確
  • 現場を知らずに「とりあえず作ってみた」
  • 質問の精度や回答の信頼性が低く誰も使わない

作るよりも、“使われ続ける仕組み”を作る方が難しいのです。

導入成功の3つの鍵

① 問題設定

どこにムダ・属人化・判断負荷があるのか?AIが軽減できる課題を明確にする。

② ナレッジ設計

FAQやマニュアルなどの形式知を整理し、暗黙知も言語化してAIに継承する。

③ 運用設計

フィードバックを反映し、継続的にAIをアップデートする文化をつくる。

この3点が揃って初めて、業務改善として機能します。

ありがちな失敗例

活用例 良い使い方 悪い使い方
ナレッジ登録 質問や対応フローを構造化して学習 マニュアルをそのまま丸投げ
チャット設計 選択肢や分岐で丁寧に誘導 「何でも聞いてください」だけ
フィードバック 改善案を吸い上げて再学習 リリースして放置

AIは“設計と運用がすべて”。アプリのUIよりも、業務にどう組み込むかが鍵になります。

知の循環構造へ

AIエージェントは、単なる応答ツールではなく、現場の判断や知識を共有・蓄積し続ける知的パートナーです。

  • 現場対応ログ → AIに蓄積
  • AI → 統一された対応へ再提示
  • 利用者 → フィードバックで改善
  • 循環して現場へ再反映

こうした「知識の循環構造」を設計することで、AIは業務自動化を超えた組織知の共進化へとつながります。

SECIモデルとの融合

AIエージェントは誰でも作れるようになりましたが、成果を出すには「ナレッジの設計と運用」が欠かせません。

特に注目したいのが、日本発の知識創造理論「SECIモデル」(野中郁次郎・一橋大学名誉教授)。

  • S(共同化):現場の経験を共有
  • E(表出化):言語化・マニュアル化
  • C(連結化):既存知識と構造化
  • I(内面化):実践と教育を通じて再吸収

このSECIモデルにAIを組み込むことで、AIは単なる自動化ツールから「知の進化エンジン」へと進化します。

私たちも現場業務で、こうしたAI×人のハイブリッド運用に少しずつ取り組んでいます。

AIは設計で決まる。現場の知見を進化させよう。
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AIで変わる現場の未来
2025/10/09 22:00

AIが「考え、動く」時代がやってきました。

2024年、生成AIが世の中を席巻しました。そしていま、2025年は「AIエージェント元年」として記憶される年になるかもしれません。

なぜなら、AIが"ただの情報提供ツール"から進化し、「自ら考え、判断し、行動する存在」として私たちの業務や生活に本格的に入り込んでくるからです。

人手不足に悩む業界、自動化を進めたい中小企業、業務を効率化したい現場スタッフ──どんな立場の人にも、AIエージェントがもたらすメリットは大きく、もはや「知っているか・知らないか」で差がつく時代に突入しています。

AIエージェントとは何か?

「AIエージェント」という言葉を耳にする機会が増えてきましたが、これは単なる"チャットボット"の進化系ではありません。

AIエージェントとは、思考・判断・実行を行う"自律型AI"のこと。

たとえば、あなたが「今月の売上データをまとめて、改善点をレポートして」と一言お願いすれば、それに応じてデータを取得・分析し、レポートを出力するところまで自動でやってくれる存在です。

エクセルのマクロが、現実的なオペレーションで再現できるようになったと考えることもできます。

2025年、こうしたAIエージェントが誰でも使える存在になり始めているのです。

非エンジニアでもAI自動化ができる時代

これまで自動化やAI活用は「エンジニアの専売特許」と思われていました。しかし、今やノーコード・ローコードのプラットフォームが充実し、ITに詳しくない人でもAIエージェントを活用できる時代になっています。

代表的なツール

① Dify(ディファイ)

DifyはOpenAIやClaudeなどの生成AIモデルを"自社専用アプリ"として構築できるプラットフォームです。

  • ノーコードでChatGPTのようなUIを構築可能
  • ナレッジベースを学習させて社内用Botを作成
  • ワークフローやAPI連携で業務の自動化も実現

② n8n(エヌ・エイト・エヌ)

n8nは、ZapierやMakeのようなワークフロー自動化ツールですが、無料かつ高い柔軟性があり、エンジニアにも非エンジニアにも人気が急上昇中です。

  • ドラッグ&ドロップでワークフロー作成
  • Googleスプレッドシート、Slack、Notion、Gmailなどと連携
  • 条件分岐やデータ変換も自在

何を自動化するのか?ボトルネックを見つける3つの観点

①ミスが多い・ヒューマンエラーが発生しやすい業務

データの手入力、転記作業、数字や日付のチェックなどは、ミスが起こりやすく、損失にも直結します。

②労働リソースを多く割いているのに成果が小さい業務

議事録作成、アンケート集計、SNSスケジュール投稿など、非創造的な反復作業はAIに任せるべきです。

③コストが高い業務や外注しているルーティンワーク

広告文作成、画像加工、リピーター対策など、外注コストのかかる作業はAIで内製化できます。

コストと人手不足の壁を突破する新時代

「やりたいけど人手がない」「新しいことに手を出す余裕がない」──そんな理由で諦めていた業務改善が、AIエージェントの導入で一気に現実になります。

  • 月額数千円〜で24時間稼働
  • 教育コスト・人材流出リスクなし
  • 飽きずに正確、常にアップデート

「人手が足りないからできない」は、もはや通用しない時代に突入しました。

誰でもできるイノベーション

AIエージェントの普及は、効率化や自動化という武器をあらゆる立場の人に届ける「イノベーションの民主化」です。

小さな会社でも大企業並の効率化、アルバイトでもデータ分析、店舗スタッフがAI連携で売上アップ──そんな現実が、すでに始まっています。

2025年、AIエージェント元年。変化の波に、一緒に飛び込みましょう!
お問合せは 「ジョブヘブン見た」で!
AIと共に働く5ステップ
2025/10/08 22:00

AIと人が共に働く「ハイブリットワーク」の第一歩を、確かなステップで。

業務フローを洗い出し、「型がある仕事」を見つける

まずはチームや部門単位で業務を洗い出し、以下の観点で分類してみましょう。

  • 繰り返し頻度が高い
  • 判断基準がルール化されている
  • 主観や感情が介在しにくい

こうした「手順と判断が定型化された業務」は、AIに適した領域。いきなり全体をAI化するのではなく、“一部だけ任せて試す”ことが、導入成功の鍵となります。

現場の“思考”と“判断”を言語化する

AIエージェントは、明確な指示とルールがなければ動けません。経験や勘といった“暗黙知”を、言葉として明文化するプロセスが重要です。

例えば:

  • 「Aの場合は、まずBを確認し、Cを提案する」
  • 「問い合わせが〇〇系なら、先に△△を案内する」

このプロセスを通じて、ナレッジがAIに継承可能な“形式知”へと変換されていきます。

AIエージェントにナレッジを学習させる

整理されたナレッジをもとに、AIに以下のような知識を学習させましょう:

  • FAQ/業務手順マニュアル
  • テンプレート回答・チャット対応履歴
  • NG対応事例・クレーム対応集

重要なのは「グレーゾーン」の明記。人の配慮や空気感が必要な場面も、AI側に明示しておくことで、人間との役割の線引きがしやすくなります。

AIと人で“役割分担表”を作成

AIと人間、それぞれが「どこまでやるか」を明文化した分担表は、現場での混乱や不安を防ぎます。

業務内容 AIの役割 人の役割
問い合わせ対応 定型パターンの即時応答 例外処理・感情的な対応
見積作成 テンプレート自動入力・計算 交渉内容の検討・提案工夫
マニュアル生成 過去回答からの下書き生成 最終チェック・表現調整

使って育てる文化=共進化の仕組みづくり

AIエージェントは“完成品”ではありません。「使って育てる」ことでこそ価値を発揮します。

  • 利用ログや誤回答を記録し分析
  • 月次ミーティングでフィードバック
  • ナレッジをアップデートして再学習
  • 改善履歴をドキュメント化し共有

人がAIを育て、AIが人の仕事を拡張する──この循環が、ハイブリットワークの本質です。

おわりに|AIは「代替」ではなく「拡張」

AIは人間を置き換えるものではなく、人の判断・創造性を支える“もうひとりのチームメンバー”です。

ハイブリットワーク化は、一気にやるものではなく、小さく始めて育てることが大切。まずは、ひとつの仕事・ひとつのチームから取り組み、成功体験を積み重ねていきましょう。

ハイブリットワークの未来は、“育てながら拡張する”ことで切り開かれます。
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