店長ブログ

AIで知識が育つ職場
2025/09/02 13:02

誰でもAIエージェントが作れる時代。でも“作れる=使える”とは限りません。

誰でも作成可能? → YES

ノーコードツールやテンプレートの充実により、AIエージェントは技術知識がなくても作成可能になりました。

  • ChatGPTのカスタムGPT
  • Dify、FlowiseなどのノーコードLLMツール
  • n8n、Zapierなどの自動化連携ツール

今では数時間で“それっぽい”チャットボットが完成します。

誰でも業務改善できる? → NO

しかし、「作れること」と「改善できること」は別問題。よくある失敗例は以下の通りです:

  • 目的が曖昧で“何のため”か不明確
  • 現場を知らずに「とりあえず作ってみた」
  • 質問の精度や回答の信頼性が低く誰も使わない

作るよりも、“使われ続ける仕組み”を作る方が難しいのです。

導入成功の3つの鍵

① 問題設定

どこにムダ・属人化・判断負荷があるのか?AIが軽減できる課題を明確にする。

② ナレッジ設計

FAQやマニュアルなどの形式知を整理し、暗黙知も言語化してAIに継承する。

③ 運用設計

フィードバックを反映し、継続的にAIをアップデートする文化をつくる。

この3点が揃って初めて、業務改善として機能します。

ありがちな失敗例

活用例 良い使い方 悪い使い方
ナレッジ登録 質問や対応フローを構造化して学習 マニュアルをそのまま丸投げ
チャット設計 選択肢や分岐で丁寧に誘導 「何でも聞いてください」だけ
フィードバック 改善案を吸い上げて再学習 リリースして放置

AIは“設計と運用がすべて”。アプリのUIよりも、業務にどう組み込むかが鍵になります。

知の循環構造へ

AIエージェントは、単なる応答ツールではなく、現場の判断や知識を共有・蓄積し続ける知的パートナーです。

  • 現場対応ログ → AIに蓄積
  • AI → 統一された対応へ再提示
  • 利用者 → フィードバックで改善
  • 循環して現場へ再反映

こうした「知識の循環構造」を設計することで、AIは業務自動化を超えた組織知の共進化へとつながります。

SECIモデルとの融合

AIエージェントは誰でも作れるようになりましたが、成果を出すには「ナレッジの設計と運用」が欠かせません。

特に注目したいのが、日本発の知識創造理論「SECIモデル」(野中郁次郎・一橋大学名誉教授)。

  • S(共同化):現場の経験を共有
  • E(表出化):言語化・マニュアル化
  • C(連結化):既存知識と構造化
  • I(内面化):実践と教育を通じて再吸収

このSECIモデルにAIを組み込むことで、AIは単なる自動化ツールから「知の進化エンジン」へと進化します。

私たちも現場業務で、こうしたAI×人のハイブリッド運用に少しずつ取り組んでいます。

AIは設計で決まる。現場の知見を進化させよう。
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