ある日の待機室。
竹〇内がいつもの顔で言う。
「ちょっと聞いてや」
周りのスタッフは一瞬だけ顔を見合わせる。
前なら誰かが言っていた。
「今忙しい」
「あとにして」
でもこの日は違った。
誰も止めない。
もう分かっているからだ。
竹〇内の話は始まる。
「昨日な、駅でさ…」
説明が長い。
登場人物も増える。
竹〇内だけが楽しそう。
そしてオチ。
「っていうことやねん!」
……
沈黙。
でも誰も驚かない。
一人が普通にお茶を飲み、
もう一人がスマホを見る。
竹〇内は少し首をかしげて言う。
「今日ちょっと空気固いな」
その時、
後ろから小さな声が聞こえた。
「空気ちゃうねん」
「話や。」
