【”もったいない”が人生を狂わせる。】
2026/7/29 22:00
サンクコスト(Sunk Cost)とは、「すでに投入され、どうあがいても回収できない費用・時間・労力」を指します。
人間には「損を回避したい」という強烈な行動心理(損失回避バイアス)が組み込まれています。そのため、合理的な判断力を失い、「ここでやめると過去の努力が無駄になる」という感情論にとらわれ、結果として傷口を広げてしまうのです。
「すでに数千万円投じたから」という理由だけで、回復の見込みがない事業から撤退できず致命傷を負う。
「入社して5年耐えた」「社内での立場を築いた」という執着から、成長の期待できない職場に身を置き続ける。
特に意思決定を迫られるビジネスパーソンにおいて、サンクコストにとらわれやすい人物には明確な共通点が存在します。
それは「プライドの高さ」と「過去への執着」です。「自分が過去に行った決断が間違っていた」と認める恐怖から逃げるために、無意識に現状を正当化しようと試みます。
一流の投資家や経営者は、「いくら払ったか」には一切目もくれない。
問うのは常に
「これから先の未来に、リターンはあるか」
それだけである。
過去に費やした1,000時間は戻りません。判断基準に含めるべきは「今日からの時間価値」のみです。
「もし今、手ぶらでこの場に立っているとしたら、自分は現在の仕事や環境をわざわざ選ぶだろうか?」と自問自答してください。
感情が入るスキをなくすため、「〇月までに成果が出なければ環境を変える」といった定量的な撤退基準を予め設定します。