
仕事をしていると、必ず壁にぶつかります。
指示が曖昧だった、情報共有が足りなかった、
予期せぬトラブルに巻き込まれた――
そんな時、ふと頭に浮かぶのは、
「あの人のせいで…」「環境が悪いから…」という言葉かもしれません。
たしかに、自分以外の要因はいつでも存在します。
でも、“誰かのせい”にした時点で、人は考えるのをやめてしまうのです。
「あいつのミスだ」
「俺の担当じゃない」
「運が悪かった」
そうやって責任を外に置くことで、その瞬間は気が楽になります。
でも、その楽の代償は大きい。
“学び”を失い、“変わるチャンス”を手放すことになるからです。
逆境に強い人は、「自分にできたことはなかったか?」と必ず自問します。
例えそれが自分の責任でなくても、
「次はこう動こう」「あの場面ではこう対応しよう」と考えます。
この姿勢こそが、「信頼されるスタッフ」と「いつまでも下で止まる人」の決定的な違いです。
◆“できること”にフォーカスしよう
環境や他人は、思うように変えられません。
でも、「自分がどう動くか」は、常に自分の意思で決められます。
だからこそ、困難な状況に追い込まれた時ほど――
他人を責めるより先に、自分の動き方を見つめ直してみてください。
・情報が曖昧なら、自分から確認を取る
・連携がうまくいかないなら、自分から声をかける
・想定外が起きたなら、次回のマニュアルに落とし込む
こうした行動を地道に続ける人は、
周りからの信頼を積み上げ、気づけば重要なポジションを任されていきます。
逆境は、誰にでも訪れます。
違いが出るのは、その“あと”にどう動くか。
「人のせいにしない」
それだけで、あなたの成長スピードは確実に変わります。
「その一歩が、未来を変える。共に、責任を力に。共に、成長しよう。