
「募集してます!」
みたいな話
面白くないんで
せっかく夏ですし
この仕事をしていた中での怖い話を一つ。
これは僕がこのグループで入店した
最初のお店のとき。
そのお店は店舗型ヘルス。
つまり、受付があって、
お部屋(プレイルーム)があって
そこで女の子もお客様もプレイするお店でした。
営業時間は朝の6時から。
このグループでは毎年年始に
店舗の垣根を取り払って
新年会を行っているのですが、
その日は新年会も終わり、
同年代の同期と2次会も終わり、
深夜3時頃。
その当時僕はオープンの時間からの担当だったので、
出勤時間が朝5:30からだったんですね。
さすがにこの時間に
家に帰って寝たら
起きられないと思って
そのまま店に行ったんです。
準備だけ済ませて仮眠でもしようと思って。
店舗型なので狭い
コックピットのような
多くても前後ろで2人しか座れないような
スペースしかない受付に
電話があって、
少し背もたれのある椅子があって。
そこで仮眠していたときのこと。
普段聞き慣れない電話の音で
目が覚めたんです。
「ん?だれかの忘れ物かな?」
でも、確かに
お店の電話から音がしていたんです。
お店の電話は子機になっていて
電話を取ってディスプレイを見ると
「ナイセン」
とカタカナでの表記
「えっ?」
と思って振り返ると
僕の後ろ、
あと1人分くらいしかない
狭いスペースに
その電話の親機が置いてあったんです。