2024/03/29 (金) 12:00
【吉原】吉原を支えた伝説のカリスマ!ショコラオーナーが圧倒的オーラで静かに語る風俗業界のこれまでとこれから~東京ジョブヘブン物語~【Chocolat (ショコラ)】
~ショコラのカリスマオーナー小林さん編~
店名: Chocolat (ショコラ)
名前: 小林さん
役職:オーナー
年齢:51歳
業界歴:約30年
趣味:仕事
今日の主人公
知名度人気共に常に上位!吉原高級ソープランド・Chocolat (ショコラ)。吉原を代表する店舗の一つでもあるChocolatのオーナーさんにお話を伺えると足早にスタジオへ駆けつけたジョブヘブン編集部!
風俗業界のカリスマからいったいどんなお話が聞けるのか?!ショコラへの転職の参考だけでなく吉原、風俗業界についての理解を深められる内容となっています。ぜひ最後までご覧ください!
あらすじ
1 下積み時代の血がにじむ果てしない努力のお話
2他店との差別化。Chocolatが歩んだ道
3風俗業界のこれまでとこれから
自己紹介をお願いします!
ショコラオーナーの小林と申します。年齢は51歳です。(圧倒的オーラと存在感!!!!)
―いきなり聞くのは恐縮なのですが、年収をお聞きしてもいいですか?
年収は…みなさんが引くくらいの年収あるかもしれませんね(笑)
オーナーということで報酬として得ているのは月100万円程度ということになってはいますが…
ですので、一応部下の方が額面としては稼いでいるんですけどね。
小林さんのご趣味は?
趣味は何もないですよ(笑)しいて言うなら仕事が趣味ですね!
超不規則な生活リズムになることが多くて…最近は本当に規則正しい生活をして無くて。
仕事は朝までやることも、朝からやることもどちらも。体調管理は基本中の基本だと思っています。
仕事人間なので、レスポンスは早いってところは自慢です!
ラインが返せないときは打ち合わせ中か寝ているかもしくは車に乗っている時くらいです。それ以外の時間はすぐに返信しちゃいます(笑)
―つい後回しにしてしまうレスポンスが最優先だなんて!流石です。
―車のお話が出ましたがどんな車に乗っていらっしゃるのでしょうか?
実は最近はプリウスとアルファードに買い替えました。とても快適ですよ!
でも僕が新しい車に替えると、前の車が送迎車になるのでちょっと複雑な気分です(笑)
ショコラのオーナーになる前はどんなお仕事をされていたのですか?
元々は有名なショークラブチェーンで25歳まで働いていて、退職後にすぐに風俗を立ち上げました。
水商売ではかなり実績を上げていたのですが、そろそろ新しいことに挑戦したいなという思いが強くなっていって風俗に挑戦したという経緯です。
当時は大塚駅近くのヘルスを600万円で購入、運転資金の400万円、計1000万円を銀行と知り合いから借入してのスタートでした…
だからオープン初日からお金がなくて、ひもじい思いをしました…
でも当月から利益が出たので恵まれていたと思います。それが27年前の話です。
振り返ってみると18歳から夜の世界にいて今51歳だからある意味ものすごく古株だったりするので。
小林さんが考える風俗業界ならではの良さとは何でしょうか?
何も持っていない人が何か持てるようになることが可能なところですね。
家柄、学歴、資格など何もなくても成り上がれる、人並み以上の生活ができるのは本当に素晴らしいですよね。しかも特別な能力がそんなに必要じゃないですし…。努力と根気とブレない信念。多分これは何の仕事をしていても当たり前のことなのでこの業界に限った話ではないですけど、志(こころざし)って大切だと思っています。
―引き寄せの法則というかそういうビジネスマインドみたいなものが大事ってことですね。
当たり前のことを当たり前にやるマインドはとても大切だと思っています。今、こういう風にやらせてもらっているのを考えると運が良かったんだろうとも思います。その時その時は「最低最悪だ」と思ってやっていましたけど(笑)
「最低最悪だ」と思った瞬間って例えばどんなことでどうやって脱したのですか?
そうですね、例えばコロナ禍なんかだと後ろ盾がない状態なので全部自分で何とかしなくてはいけない。
どんなに最低で最悪でも僕の選択には責任がある。だから安直に「楽だから」とか「みんながそうだから」だけで選んではダメだといつも思って行動していればいつの間にか脱している。
コロナ禍のあの状況、生活の苦しさはみんな同じだったと思うけれど「稼がせる!」そう意気込んだのに安直に逃げるのはオーナーとして責任放棄かな、と。
スタッフもキャストも路頭に迷わせず、経済を回す。そのためにはどうしたらいいかとにかく考える。
僕が背負ったものは従業員みんなに降りかかってくる。『楽だから』なんて逃げていては誰もついてきてくれないので。口だけではなくて考えて行動する。そういうのが大事なんですよ。これはどんな仕事でも言えますけどね。
(トップだからこそ背負う覚悟みたいなものをこの言葉から感じて思わずうなずく編集部でした)
そんな小林さんが、これからの業界について懸念していることなどはありますか?
マーケット自体が縮小している一方、店舗数は増加傾向にあり、さらにお客様は縮小傾向にある。しかも風俗嬢は増加傾向だという点。これは需要と供給のバランスが良くないということなので非常に懸念していますね。
日本経済、どの業界も同じような状態にはなると思いますので自分たちだけが被害者みたいには思っていないですけど、やはり厳しい状態は続いていくのかなと感じます…
吉原の風俗店の数もこれから減少していくのではないかなと思います。寂しいですけど。
―その中でショコラが生き残るための差別化していることってありますか?
『お客様に対して誠実にあり続ける』ということですね。所謂、吉原年齢のような誤魔化しや修正などはしない。年齢詐称するくらいなら実年齢書かないとやっぱり信頼性が揺らぎます。風俗嬢も高年齢化していますからね…。個々のスキルやキラリと光るものを見つけて磨いてあげる。このプロセスがきっと他とは違ったのかもしれませんね。
小林さんが考える『風俗業でしか培うことができないスキル』とは何でしょう?
メディア活用においては風俗業で養うことができれば様々な分野で活かすことができると思います。と言いますのも、水商売から風俗に来た時にメディア関係が全然違ったのが印象的でして。PR、マーケティングなど、飲み屋とは全然違ったんですよね。
シティヘブン(メディア)を活用しているとそれらの能力が非常に養われますので、たとえ他の商売に移っていても、同じメソッド・ロジックで再現可能だと思います。
―ありがとうございます!Chocolat さんは本当にWEBの使い方が上手ですよね。
ありがとうございます。風俗ってPRありきの商売なので常連さんだけで回すのははっきり言って難しいですよね。キャストに説明するときも「理想は本指名50%、ネットから50%」という風に顧客獲得に努めてもらっています。
地方は6、7割の本指名が必要ですのでビジターを集めるのも東京の方が楽だと思っています。
去年も東京の人口は増加しましたので、いい意味でも悪い意味でも一極集中していますよね。
そんな東京で成功をおさめるために自分の中にあった信念などはありましたか?
『人を裏切らないこと』ですね。風俗は対お客さん、対キャスト、対男子スタッフ、対取引先など、すべて人間関係が軸となる商売なのでずるいことや汚いことをするとすぐに裏目に出ると思っています。
もちろん仕事上で合わない人間とかはいろいろいますけど、仕事上での信用があればそこは問題ではないです。
120分のプレイ時間があると言ったらきっちり120分遊んでもらう、時短してちょろまかすとかは論外です。40分待ちと言ったら40分待ってもらいますし、「すぐ行きます」と言って1時間待たすお店もあるみたいですけど、ショコラはそんなことしないと誓えますよ。
小林さんはショコラにどんな人を採用したいと考えていますか?
採用したいというこだわりは特にありませんが、逆に採用したくない人というのははっきりしています。例えばキャストに色目使う人ですね。まぁ、そういう人はすぐ辞めてしまう傾向にあるのですが(笑)
やっぱりキャストを一緒に働く仲間として、いい意味で無機質に接することが出来る人でないと難しいと思います。
(ふ…深い!!!!)
―日経225などの経済動向を注視されているようですが、店舗経営において、最近変化はありましたか?
コロナ前まではそこまで客足には関係なかったのですが、コロナ後から影響が出てきましたね。
特に戦争などの海外情勢は半年から1年ほどで影響出てきますね。寮の家賃とか光熱費もどんどん上がってくるのでスタッフの実質賃金も徐々に下がっていく傾向にあります。
コロナ禍で先を見据えてプレイ料金の値上げを行ったようですが反響はどうでしたか?
スタッフの生活を守るために実施しました。その代わり女の子のバックを苦渋の決断で下げたんです。
キャストたちが理解してくれたおかげで何とか生き残ることができました。ギリギリの状態でやっていたのですが、その2週間後には利益出るようになったので当時の判断は間違いじゃなかったと今では感じています。
当時は本当とにかく頑張りました。
―バックを下げてもついてきてくれるのは小林さんの手腕ですよね。
自覚は無いですが周りからは変わったことしているように見られますね。
ただ単に8部屋しかないのに16人出勤しているようなことはしなかっただけです。
出勤した女の子が全員稼げて、お客さんも満足できる中で損益分岐点を見つけているだけなのでそこまで難しいことはしていないです。
お店出すときは吉原が良いと思って出店したのですか?
それは違いますね。2011年の震災の後吉原は下火でして経営難のお店がいっぱいあった状態。その状態で経営を任されるという経緯がありまして…当時、六本木でビジネスをしていた私の評判の良さから半ば押し付けられる形で参入したわけですけど、おかげさまで現在まで生き残ることが出来ましたけどね。
そのおかげで他所からも参入しやすくなりましたね。吉原というと昔は元ボーイしか成り上がれないシステムでしたので。だから僕は吉原初の成功したよそ者と言われています(笑)
―小林さんが考える今の吉原、昔の吉原とで変わったことは?
いろいろ変わりましたね。まず象徴的なお店が無くなりました。昔に名店と言われたお店はどんどん廃れていきました。昔ながらのオーナーの考え方と言えば、シャッター開けると鈴なりのお客さんが入ってきてくれてそれだけで商売が成り立つみたいな考え方が多かったんです。だから2011年でもスマホサイトがないお店がいっぱいあったんですけど今ではそれが通用しなくなりましたね。
私たちはシティヘブンの成長に必死に喰らいついてきて今まで生き残ることができたので、やっぱりシティヘブンを軽く見ているお店はこれからの吉原では通用しないと思います。
それでは今後の吉原はどのように変化すると思いますか?
やはりスカウトは減るんだろうと思います。女衒だから昔からいるけど0にすることは不可能だとしても、どんどん健全化が進むんだろうなと…そこでガールズヘブンさんには頑張ってもらいたいですね。
ショコラ自体は今後のどのように変化していきたいですか?
今出来上がっている状態からさらに肉付けしていくだけですね!僕は引退も視野に入れているので…
だから後継者としては、ちゃんとやってくれる人が良いですよね。命がけでやってくれるのであればいつでも譲ってもいいかもしれませんね。
―引退したら何をしたいですか?
引退したら好きに生きたいですね。女房に「邪魔ね!」とか「なんでこいつ家にいるのよ…」とか思われるのも悪くないかもですね。女房と旅行にいくのも息抜きになっていいものですよ。
―いいですね!最近行った旅行先は?
今月は伊豆の下田の方に行きました。女房の誕生日だったので。
海外には去年の自分の誕生日にグアムに行きました。誕生日はお店のみんなに知られているのでみんなが気を使われないように国外に逃げています(笑)
―今後お店として挑戦したいことはありますか?
空きテナントがあれば新しいお店をやってみたいですね。カテゴリーとしては人妻系、ショコラ方式で成功させてみたいです。1人1人の稼ぎを重視して、採用したからには絶対稼いでもらいたい!という思いはあります。
私はあくまでプロデューサーとしてみんなに幸せになってもらいたいんですよね。
最後にメッセージをお願いします。
やっぱり嘘や紛らわしさが多い業界ですので広告にしても営業手法にしても、嘘がないようなお店作りを心掛けています。
本人次第でどこまでも成り上がれるというところがこの業界の本当にいい点だと思います。
その静かに燃えるような野心を武器にぜひショコラで地位と収入を手にしてほしいと思っています。活躍できるバックグラウンドはしっかり整えますので!
吉原というと少し古いというような感じがありますが、どんどん新しい時代の風が吹いてきています。
これからは若い方の時代に移り変わっていくようにも感じています。アナタがその風をもっともっと大きくしてくれると僕も嬉しいです。その為に信念もって一緒に吉原作っていきましょう!
この仕事で僕が好きな所は、『直接【ありがとう】と言ってもらえる』ことです。きっと、ソープランドならではなのかなとも思います。女の子からもお客様からも【ありがとう】と温かい笑顔をもらえると嬉しいですよ。
「最低、最悪だ」と思うことに直面しても乗り越えた達成感がダイレクトに数字にでるこの仕事が私はやっぱり好きです。
できれば多くの人に吉原に集まってもらいたいなと思っています。今がチャンスです!やる気がある方からショコラでは花が咲き始めます。
編集後記
静かに淡々と優しい口調で熱い胸の内を語ってくれた小林さん。圧倒的な経験とその経験を乗り越えた自信から生まれたカリスマ性。優しい眼差しで見通す風俗業界の未来に向かって、いまだ現役として走り続けるその姿勢はエネルギッシュでした。これが「責任」と優しく笑う姿は最高にかっこよかったです!
シティヘブンと共に成長を続けたショコラがこれからもさらなる飛躍をすることを期待してジョブヘブンとしてもこれからの求人をサポートしていけたら!と鼓舞された価値あるインタビューでした。
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