
街でよく見かける“考える人”の像。
あの、肘を膝にのせて、こぶしをあごにあてて、「おぉ…人生とは…」みたいな雰囲気を出してる例のポーズです。
実はあの像、考えてません。はい、ショックです。
あの像の正式名称はロダン作『考える人』ですが、もともとは『地獄の門』という作品の一部で、地獄を見下ろす詩人・ダンテを表現しているそうです。
つまり、「どうやって今日の夕飯代をやりくりしよう…」と悩んでるわけではなく、「うわ、あそこ地獄じゃん…」と見ているだけ。
考えてる風、だったんです。
まさかの“考えてるフリ界のパイオニア”。
これ、現代にも応用できそうですね。
たとえば「会議中にバレずに寝たい」という方、ぜひこのポーズを。
机に肘、こぶしをあご、あとは目を閉じなければ“深く考えている風”が完成。
上司が見ても「お、やる気あるな」と思うかも…いや、さすがに無理か。
ちなみに私もこのポーズ、何度かやったことがあります。
大体「何考えてたの?」
と聞かれて、「どの魚が一番”就職”に向いてるか考えてた」
くらいしか出てこないのがオチです。