天気のいい日に、地図を見ないで歩いてみた。
目的地を決めないだけで、街の表情が少し違って見える。
普段なら通らない細い路地に入ると、
小さな花屋や古い喫茶店がひっそり並んでいて、
“まだこんな場所があったのか”という驚きがあった。
歩き疲れたころに見つけた公園のベンチで、
何も考えずに風を感じる時間も悪くない。
知らない場所なのに、なぜか落ち着く瞬間がある。
迷子になると、
「行きたい場所」より「気になった方向」を優先できる。
そのゆるさが街との距離を近くするんだと思う。
結局、最初の場所からそう遠くには来ていないのに、
ちょっとした旅をしたような満足感が残った。
また気が向いたら、
わざと迷子になってみようと思う。
それでは、また!