自分は左利きなのですがなぜこんなに左利きが少ないのか調べてみました。
日本では、世界平均に比べて左利きの人が少ないと言われています。
世界では人口の約10%前後が左利きですが、日本では7〜8%程度とされます。
1. 教育やしつけによる矯正の影響
日本では長い間、「右手で書く・右手で使う」ことが標準とされ、左利きの子どもに対して右手に矯正する文化がありました。
特に昭和後期までは、教師や親が「右手で書きなさい」「お箸は右手で持ちなさい」と指導することが一般的でした。
漢字の筆順・書道文化:日本語の筆記では右手で書く前提の筆順が確立しており、左手だと書きにくい。
食文化:箸や茶碗の持ち方にも「右手」がマナーとされていた。
その結果、左利きの子どもが右利きに「矯正」されるケースが多く、統計的に左利きが減ったと考えられます。
2. 道具や社会環境が右利き前提
日本では日常生活の多くの道具(ハサミ、改札、箸の並び、包丁の刃の付き方など)が右利き用に作られています。
左利きの人がそのまま左手で使うと不便なので、自然に右手を使うように適応してしまう人も多いです。
3. 社会的同調圧力(集団主義文化)
日本の社会では「みんなと同じ」が良いとされる傾向があります。
「右手で書くのが普通」という価値観のもと、左利きのままでいるよりも、右利きに合わせるように育つ人が多いのも一因です。
左利きはかなり不便です!