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【 不倫旅行】です( 'Θ')ﾉ


下積みの大切さに関して料理人を例にお話をしていこうと思います(^^♪


料理人には鍋をピカピカに磨くという修行があるそうです。

普通に考えると非合理的で時間の無駄だとしか思えません。

そんな時間があれば、味付けや包丁の技術などを身につけた方が合理的です。

鍋をピカピカに磨くことが大切とされる理由には、いくつかの重要な要素が含まれているので、

それをご紹介します。

まず何のためにこの修行があるのかは、単なる物理的な作業以上の意味を持ち、

料理人としての基本的な姿勢や心構えを育むものであるからです。

1. 基本を徹底する姿勢

鍋を磨くことは料理の基本を徹底する姿勢を養います。料理は細部にわたる注意と丁寧さが求められる仕事です。

鍋を磨くことは、道具を大切に扱い、常に最高の状態を保つという習慣をつけることに繋がります。

2. 仕事に対する謙虚さと忍耐力

鍋を磨く作業は、単調でありながらも忍耐が必要です。これは料理の世界で成功するために
不可欠な忍耐力と謙虚さを養う訓練です。

どんなに単純な作業でも、全力で取り組む姿勢が問われます。

3. 衛生管理の徹底

ピカピカに磨かれた鍋は、衛生管理の基本とも言えます。清潔な道具を使うことは、美味しい料理を作るための第一歩であり、

食中毒のリスクを減らすことにも繋がります。徹底した清掃は、食材と調理環境を守る重要な要素です。

4. 職人としてのプライド

鍋を磨くことで、自分が使う道具に対する愛着とプライドが生まれます。ピカピカに磨かれた鍋を使うことは、

料理人としての自尊心を高め、料理に対する真摯な態度を表します。

5. 精神の鍛錬

鍋を磨くという単純な作業に集中することで、精神を鍛え、心を静める効果があります。料理には集中力が求められますが、

この鍛錬を通じて、料理人は心を整え、集中力を高めることができるのです。

6. 美的感覚と細部へのこだわり

ピカピカに磨かれた鍋は、美しいだけでなく、細部にまでこだわる心構えを育てます。この細部へのこだわりは、

料理の盛り付けや味の細やかな調整にも反映されるものです。

このように、鍋を磨く修行は料理人にとって非常に重要な意味を持ちます。

単なる掃除作業ではなく、料理人としての心構えや技術の基礎を築く大切な訓練なのです。

知識や技術も大切ですが、このような体験を通じてしか得られないものがあることも事実だといえます。

現代的ではない、合理的ではない、という理由だけでは一流の人材が育たない理由が、そこにあると言われております。



【※】鍋をピカピカに磨くことで有名な料理人

・東京・銀座の寿司店「すきやばし次郎」の創業者であり、世界的にも名高い寿司職人の『小野二郎』さん

・「20世紀最高の料理人」と称され、フランス料理界で最も尊敬される人物の一人『ジョエル・ロブション』さん

・札幌グランドホテル、帝国ホテルで修行し、駐スイス日本大使館ジュネーブ軍縮会議日本政府代表部料理長に就任。 

2015年、日本人初となる仏レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ受章。
日本一のフレンチシェフと呼ばれている『三國清三』さん

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