
シリーズブログ“デリヘル黙示録アキラ”続編になります。
本日は、【え、なんかめっちゃ忙しいんですけど編】です。
過去のシリーズは↓から
第1話【入店~ドライバー編】
第2話【電話番編】
第3話【配車係編】
第4話【転職編】
第5話【仕事が楽しくない編】
第6話【正社員編】
第7話【イチカワ、四日市行くってよ編】
第8話【絶望と希望の境目、四日市再スタート編】
第9話【激動の四日市立て直し編】
2023年2月
2月はグループの周年月
上長からは「とにかく女の子を揃えろ」と。
まぁこれは言われて当たり前の事なんですけど。笑
責任者として、グループ総出で盛り上げたい期間に成果を上げる必要がありました。
新体制となって2か月と少し経ち、
少しずつではありますが店として形づいてきていた感覚はある。
しかしながら、
新しい風が吹き込んできている反面、去っていく方もいた訳で
まだまだ土台が安定したとは言い切れない状況。
そんな中で成果を上げたい特別な1週間ですから。
とにかくその期間にめがけて声を掛けられるところには手あたり次第に動きました。
スタッフも皆、協力してくれました。
行動の甲斐あって、
これまでにないくらいにはキャストさんに出勤して頂く事ができたのです。
じゃあですよ?
キャストさんが集まったので万事オッケー!
とは、ならんのですよね。笑
次に私が抱くのは、
「呼び込んだ以上何としても稼いでもらわなくては…」
という不安。
今となっては経験則に基づいた話ができるのですが
当時は語れるだけの経験が無い訳ですから
「どれくらい稼げますか?」とか
そういった類の話は何とも返答に困ったのはよく覚えてます。
たぶんこういう時、
めちゃくちゃ過剰に煽ってでも呼び込むのが
業界のセオリーというか悪しき風習というか…(自重)
だと思うのですが、どうしても私は嘘がつけないので
「正直分からんけど頑張ります!」
くらいのスタンスで伝えていたのは今も覚えてます。笑
それでも出勤して下さったキャストの皆さんには感謝しかないです。
そうして始まったグループ周年の1週間。
タイトルがタイトルですから、
概ね察して頂けたと思うのですが
それはもう…本当に忙しい1週間でした。
ずっと電話鳴ってるやん!
おいおいどうした!みたいな笑
実際、スタッフ全員で
「え、まじ?ヤバいやん笑」
と、目を見合わせて笑っていたのは良く覚えてます。
鳴り止まぬ電話と、
膨大(当時の感覚)な問い合わせ数を捌けるだけのキャストさんの人数
これまで、どれだけ望んでも起こりえなかった
まさに私からしたら夢のような状態でした。
でもまぁ…
夢のような時間に浸っていられる余裕もなく、
目の前の事をやり切ることにとにかく全力な1週間でしたね。笑
私を含むスタッフ全員が
これまで経験したことのない忙しさを体感しました。
処理しきれないままうやむやで終えてしまった問題も山のようにあったと振り返ります。
実数値で言うと、
その週の出勤人数が先月比の1.5倍
ご予約頂いた本数が先月比の約2倍
です。
先月比に限らず、
これまでと比較して2倍近い作業量を我々は経験したのです。
そして、そこから先
新生四日市店はより大きな成果を上げていく事になるのですが、
後にも先にも、この1週間の経験が私の価値観を変えた瞬間でした。
いちいち聞かないですが、
当時からいるスタッフたちも同様に感じていると思います(願望)
何というか…
ホンモノの“忙しい”を知ったという感じでしょうか。
これまで感じていた“忙しい”は
実はぜんぜん忙しくなかったのです(語彙力)
そして、ホンモノの“忙しい”を知ったと同時に、
まだまだ向上の余地が多大にあることも身をもって学びました。
この1週間の経験が礎となり、
実感はあまりなかったですが、
私を含むスタッフ全員の仕事の質が変わったのでしょう。
それからというもの、
目に見えて結果が伴うようになったのです。
ここから先の1年近く、冗談抜きで毎月、
翌月の売上を更新し続けました。
閑散期繁忙期問わず。
四日市店への異動から3ヶ月。
苦しい日々を乗り越えてようやく“スタートライン”に立った2月末の出来事でした。
ここから先は更なるトライ&エラーの連続です。
次回「店長としての在り方編」に続きます。