
シリーズブログ“デリヘル黙示録アキラ”続編になります。
本日は、【激動の四日市立て直し編】です。
過去のシリーズは↓から
第1話【入店~ドライバー編】
第2話【電話番編】
第3話【配車係編】
第4話【転職編】
第5話【仕事が楽しくない編】
第6話【正社員編】
第7話【イチカワ、四日市行くってよ編】
第8話【絶望と希望の境目、四日市再スタート編】
アルバイトとして4年半、
社員として半年程度の私が
業績の芳しくない店舗の立て直しをするにはどうしたら良いだろうか…
と、毎日考える訳ですが
業界のセオリーを知らない私にとって
絶対的な“正解”というのを見い出せない日々でした。
どのみち私自身経験は浅かったので、
まずは元々いるスタッフさんたちのやり方をみて、教えを請い
四日市店のやり方を学びました。
そうした上で、
今後の四日市店の方向性を考えます。
上長からアドバイスをもらうものの、
これまでの四日市店を否定してしまうような、
恐らく元々いるスタッフさんたちの反感を買ってしまいそうな事もあり
「責任者はそういった事もしないといけないのか…」
なんて、頭を悩ませる日々でした。
どこからか突如現れた人間が
「これからはこういうやり方で~」
なんて、頭ごなしにやってしまっていたら
もしかしたら元々いたスタッフさんは
全員その場で離れてしまっていたかもしれません。
例えそれがマネジメント上の正論であっても
私はこの業界の最たる財産が“人”だと考える以上、
一方的に正論を掲げてぶつける事が
絶対的な“正解”とはどうしても思えませんでした。
地元スタッフさんたちの考えを聞きながら、
そして、共に四日市店へ異動となったベテラン社員の意見を聞きながら
納得を得られないまま強行する事も多々あったと思いますが、
なるべく足並みをそろえて改善させていく道を模索しました。
店舗の方向性が変わった事で、
何も言わずに去ってしまった方々がいて
時に陰口を叩かれているなんて情報が入ってくる事もあり、
まあ…なかなか精神的につらい日々でしたが…笑
そんな日々でも“直接不満をぶつけてくれた方”がいてくれたことは
私にとって本当に救いでした。
旧体制の良かったところ、悪かったところ
新体制の良いところ、悪いところ
伝え方は人それぞれで、
言葉を選びながら伝えて下さる方もいましたし、
ド直球で伝えてくれる方もいました。
正面衝突をして離れてしまった方もいます。
私の取った行動ひとつひとつに対して
“本当にこれで良かったのか”
と、自問自答を繰り返す日々でした。
いや…これは今も同じですかね。
そういった日々を繰り返し、
新体制の四日市店に転機が訪れたのは翌年2023年の2月の事でした。
次回【え、なんかめっちゃ忙しいんですけど編】をお待ちください。
話は戻って、
私が四日市店に着任した2022年11月から翌年2月までの約4か月間に凝縮された
一つ一つの出会いと別れが、私が今、こうして
四日市店の店長としていられていることの原点だと思っています。
改めて感謝します。