東京の高収入求人

 ――よろしくお願いします。クラブオアシスに入社する前は、どんなお仕事をされていたんですか？

前職は小売業です。キャストとして働いていたのは20年前くらいですね。オアシスでは約2年間キャストとして在籍していたので、けっこう長くお世話になっていました。他にもいろいろなお店や業種を経験しましたが、ここが一番長く続きました。

――どんなきっかけでスタッフとしての入社を？

オアシスの方にお声がけいただいたのがきっかけです。スタッフ経験はなかったんですけど、「なんだか楽しそう」と思って。

――実際、どんな言葉で誘われたんですか？

「今の給料よりあげるから、おいで」って（笑）。お店を卒業した後もキャストとの関係は続いていたし、抵抗もなかったです。私は“推し活”のために働いている部分もあるので、「推しのために休む日もあると思うけど、それでも大丈夫なら」と伝えて了承してもらいました。週1休じゃなくて、月6日休みをいただいています。

――そういう働き方も可能なんですね。久々に戻ることに不安はありませんでしたか？

まったくなかったです。ブランクはあっても、風俗スタッフの仕事に“特別な感覚”はないんですよ。偏見もありませんし、「普通の仕事」と何も変わらないと思っています。

――入社後、最初はどんな仕事からスタートしましたか？

まずは清掃からですね。店内の配置を覚えて、共用部や控室をきれいにしていきます。手が空くと「何かしなきゃ」と思っちゃう性格なので、細かいホコリや気になるところを見てまわっています。女性の方が、そういう細かいところに目がいくかもですね（笑）。

――その後、どんなステップアップがありましたか？

1ヶ月くらいでフロント業務（受付）をやるようになりました。ちょっと早い方かもしれないですけど、私けっこう“やりたがり”なんで（笑）。「やってみたいです！」って自分から言って、教えていただいて覚えていきました。たくさん間違えましたけど、落ち込まない。次に同じミスをしなきゃいい、という気持ちでやっています。

――素晴らしい切り替えです！お店のお客様は男性ですよね？接客するうえで大変なことはありますか？

大変なことは…ないかも。私の性格もあるかもしれないですが、年齢のちがう男性と話すのが楽しいタイプです。しゃべらない人ほど、何とか引き出したいなと思っちゃいます。キャバクラ経験があるからかもしれないですね。

――「女性スタッフがフロントにいるとメリットがある」と聞いたのですが、どう感じますか？

確かにあると思います。男性は女性に強く言いづらいじゃないですか。キャストが急に休みになったと伝えるときも、女性が伝えるとやわらかく伝わるのかなと。もちろん全員がそうではないけれど、比較的“平和”ですね。語尾が柔らかいのもあるかもしれないです。

――そういうプラス面があるのですね。女性でも、スタッフとして活躍できるということですね？

はい、活躍できます！だから新しい女性にもぜひ来てほしいですね。オアシスには女性スタッフがもう一人いるのですが（元キャストの美郷さん）、我々2人は平和です！

 ――いまはどういうお仕事をされていますか？

通常のフロント業務に加えて、キャストの面接もさせて頂いています。

――面接のときに心がけていることは？

固くならないようにしています。やっぱり女の子は緊張したり、不安に思っている人もいるから、ちょっと笑いを入れたり見た目を褒めたり、けっこうフランクに接するようにしています。面接とは関係ない話を挟んでみたり…あとはいっぱい笑っていますね（笑）。

ちゃんと納得した上で入店してもらいたいですし、きちんと女の子の話を聞きたいと思っています。「女性だから話しやすい」と言っていただけることが多いですね。

――入店後の女性キャストへのアドバイスとかもされますか？

アドバイスというか提案をすることはあります。例えば金額の目標がある子がいたとしたら、『こういう働き方の方が稼げるんじゃない？』と伝えます。

キャストで働いた経験のある身としては、やはり風俗はスパッと辞められるものなら辞めた方がいいと思っていて。この仕事が好きで続けたいのなら全然いいんですけど、そうではないなら、ずるずる働くのはおすすめしないですね。女性には稼いでもらいたいって心から思います。その子が大事だから。

私と美郷は共にキャスト経験がありますが、いつも『ピラミッドを忘れたくないよね』って話しているんです。

――ピラミッド、ですか？

はい。風俗店はピラミッドの頂点に女の子がいて、次にお客様がいて、最後にスタッフです。立ち位置を意識してキャストがたくさん稼げればいいなと思って行動しています。

 ――クラブオアシスの職場の雰囲気・社風はどうですか？

私は楽しくやっています！体育会系のような上下関係の厳しさはないです。冗談も言えます。ちょっと違うなと思うことは『その対応ダメじゃない？』って下っ端のくせにハッキリ言っちゃいます。
必ずしも正解かどうかはわからないけど、気になったことは伝えます。それを受け止めてくれる寛容な方達ばかりです。

今は置かれた環境でできる範囲でお店をよくしようとしていますが、人材が増えたらもっと色々なことに取り組みたいです。朝、眠たいなとかはありますが、帰宅しても次の撮影のことを考えていたり、本当に楽しいですね。

――新人さんが入った場合は、教育はみなさんで行うんですか？

はい。新人スタッフはみんなで育てます。私もそうやって育ってきましたし。その方が偏らなくていいですよね。いろいろな人の得意を吸収できると思います。

――これからの目標やキャリアについて教えてください。

キャリアに関しては、役職にこだわりはないんですが「結果」は追いたいです。自分の役割を果たして、お店をさらに繁盛させたい。そして女の子がクラブオアシスに入りたいと思うお店にしたいです。そのうえで実績を出して給料をいっぱいもらいたい（笑）。いい家にも住みたいし、「あの子これだけやってるから、給料上げよう」と思われたいです。前職ではうまくアピールできずに失敗した経験があるので…。…。

――応援しております！最後にジョブへブンをご覧のみなさんにメッセージをお願いします！

風俗未経験の方には、「思っているよりフランクな職場ですよ」と伝えたいです。ただし、相手を尊重する気持ちは忘れずに。そして、女性スタッフをもっと増やしたい。未経験でも、普通のアパレルに入るくらいの気持ちで来てほしい。全然違わないですから。

さらに言えば、元キャストさんにこそ来てほしいです。絶対に経験が活かせる仕事です。女子の方がキャストの気持ちがわかるから。

例えば、私だったらメンタル面でのケアやアドバイスができます。売れない人の気持ちもわかるんです。でも『結果がんばった方がよかったよね』という話はできます。美郷さんは売れっ子としての具体的なアドバイスができます。
これはキャストをやってきた子じゃないとできないですよね。

卒業後のキャリアで悩んでいるなら、全然ちがう職種につくより、向いていると思う。
本当に女性増やしたいので、よろしくお願いします！

――ありがとうございました！