十一月に入り、朝晩の冷え込みが一段と厳しくなってきた。ついこの前まで半袖で過ごしていたのが嘘のようで、今では厚手のコートを引っ張り出して通勤している。外に出ると、吐く息が白く浮かび上がり、冬の訪れを実感する。街路樹の葉も赤や黄色に染まり、風が吹くたびに舞い落ちて歩道を彩っている。季節の移り変わりは少し寂しくもあるが、温かい飲み物がより一層おいしく感じられるのは、この時期ならではの楽しみだ。夜には湯船にゆっくり浸かり、一日の疲れを癒すのが日課になっている。これからますます寒くなるだろう。風邪をひかないように体調管理に気をつけつつ、冬の景色や空気を楽しみながら過ごしていきたい。