フリースといえばユニクロを思い出す私は、値段を聞いてびっくり!…ありがたく着させていただいております。
フリースは、1970年代にアメリカの有名なアウトドアメーカーであるパタゴニアの創業者イヴォン・シュイナードという方が、汗や雨などを吸って重くなってしまうウールセーターが嫌いで、漁師たちが着ていたパイル地のセーターを代用しようとの思い付きから誕生したそうです。その後、1977年にアウトドア用として商品化したパイル地のアウターがフリースの原型なのだそうです。
ただ、当時は衣類に向くパイル素材がなかった為、1979年にモルデン・ミルズという繊維メーカーが便座カバー用に扱っていた生地を採用しました。そして、軽量な上で保温性と速乾性に優れた登山などのアウトドアシーンに最適なアウターが誕生しました。
日本でフリースを世に広めたのは、間違いなく前途のユニクロです。1994年にアウトドアに用いられていたフリースをカジュアルウェアとして安価に販売し、その大ブレイクにより大きく躍進することとなりました。
ちょっと羽織るのに便利で何気なく着ていたフリース。ご先祖さまが便座カバーだったとは…。まさかの事実でした。笑
ナニからナニが誕生するか、アイデアって無限にあるのですね。