ラジオは、カナダ生まれのアメリカ人、電気技術者で発明家のレジナルド・フェッセンデン氏が、約1マイル(約1.6km)の音声送受信に成功したのが始まりと言われています。世界初のラジオ放送の内容はというと、1906年12月24日にアメリカのマサチューセッツ州の無線塔から、クリスマスの挨拶、ヘンデルの「ラルゴ」のレコード演奏、フェッセンデン自身のバイオリンと歌の生演奏などだったそうです。
ちなみに、このフェッセンデンという人、かの有名な発明家のトーマス・エジソンの経営する工場に入社し科学技術を身に付けたのち、エジソンのアシスタントとして活躍されていたんだそうですよ…!
では、世界初の“公共” のラジオ放送はどういったものだったかというと、1920年11月2日にアメリカ大統領選挙の開票結果をアメリカのペンシルベニア州ピッツバーグにあるKDKA局が行なったと言われています。
ちなみに、このとき当選したのは、ウォレン・ハーディング第29代大統領だそうです。
現在では当たり前のことですが、当時ではリアルタイムで情報を拡散できることは画期的なものだったのです。
100年ちょっと前のラジオ誕生から、テレビ、インターネット、ソーシャルメディアと、様々な形で進化し生活に切り離せなくなった情報発信媒体。
古臭いと言わず、たまには原点のラジオを聞くのも良いモノですよ。笑