
この2人の方言、なんとなく似てる気がするんですよね。離れた地域なのに不思議です。
方言区画は大きく「本土方言」と「琉球方言」に分けられ、本土方言は「東部」「西部」「九州」の3つ、琉球方言は「奄美」「沖縄」「先島」の3つに分けられるそうです。
本土方言は更に分かれて、東部は「北海道」「東北」「関東」「東海・東山」「八丈島」の5つ、西部は「北陸」「近畿」「中国」「雲伯」「四国」の5つ、九州は「豊日」「肥筑」「薩隅」の3つ。学者によって区画が異なる場合もあるらしいのですが、最も多く参照されているのは1953年に発表された上記の区画だそうです。
日本って小さい国なのに、こんなに方言が枝分かれしたのは何故なのでしょう?
日本の地形には険しい山や流れの激しい川が多いため、その昔は自由に交流することが困難だった結果らしいです。
また、江戸時代には細かく幾つもの藩に分けられ、それぞれの交流はほぼなかったのです。こういった制度も方言の成り立ちには大きな影響があったようです。
逆に言えば、交流があった地域は方言も似てるんでしょうね。昔むかしの北陸は、日本海航路によって京阪との交流が盛んであり、その影響を強く受けてたらしいのです。
事務所の2人、方言区画に照らし合わせると、ちょっと納得です。笑