
サーモンとは呼ばれているものの、その正体は「ニジマス」と「ブラウントラウト」を人口交配させた魚です。
昭和25年当時の長野県はニジマスの生産が主流でしたが、増加傾向であった刺身やお寿司といった生食需要と地域独自の魚を提供したいという観光業の思いから、生食用ニジマスの開発が着手されたことから始まったのだとか。
紆余曲折を繰り返し、1994年(平成6年)に長野県の水産試験場で本格的に始まった研究開発は、2004年(平成16年)の誕生までに約10年もの歳月がかかったのでした。
ちなみに、信州サーモンには繁殖能力がありませんのでイクラもできません。かわりに産卵のエネルギーを脂として蓄え、肉厚で濃厚な味になるらしいです。
なんだ?サケのニセモノかよ?と思われる人もいるかもしれませんが、サケ類の名前は育つ場所や性別、大きさや形で様々な呼び方があり結構適当らしいです。サケとトラウトの違いなどいろいろ調べてみるとおもしろいです。まあ、そこに味の違いが出てくるのでしょうけど。
なので!信州サーモンはニセモノではありません。笑
海なし県で生まれたサケ(?)もどきの信州サーモン。海の幸が豊富な県出身の方々にはどう映っているのでしょうか??