お風呂のお店は、お湯・電気・タオル・紙類…と、実は火事になりやすい条件がそろいやすい現場です。
今回は、スタッフ目線での
「火を出さない・広げないための裏方オペ」をまとめてみます。
✅そもそも「火を使う場所」を決めておく
• 電気ポット・コンロ・ヒーターなど、
熱が出る物の置き場所を固定いたします。
• タオル・紙・スプレー缶などの可燃物は
50cm以上離すことをルールにしております。
• 延長コードのタコ足・床を横切る配線は作らず、
定格内で使うよう徹底いたします。
「どこで火が出やすいか」を、
最初から決めておくイメージです。
✅毎日のルーティン点検|60秒チェック
開店前と締め作業のときに、
サッと見るポイントを決めています。
• ヒーター・電気毛布・加湿器などの
コンセント抜けているか/周りに物が寄ってないか
• ホットキャビ・乾燥機など、夜間通電していないか
• 灰皿周りに吸い殻の山・未消火の跡がないか
これだけでも、
「うっかりそのまま」がかなり減っていきます。
✅もし煙や焦げ臭さに気づいたら(初動の型)
なにかおかしいと思ったときほど、
落ち着いて手順どおりに動くことが大事です。
1. まずは電源OFF or 元栓を止める
2. 周りの可燃物を静かに遠ざける
3. 少しでもヤバいと感じたら
• 「お客様は安全な場所へご案内いたします」
• 「スタッフは消火器・通報・避難誘導に分かれます」
4. あとで思い出せるように、
時刻・場所・状況を3行メモしておきます。
「ギリ大丈夫かも…」と様子を見るより、
ちょっと早めに止める・呼ぶくらいがちょうど良いと考えています。
✅日常でできる“火事になりにくいお店づくり”
• タオルやダンボールを機械室まわりに積み上げないようにすること。
• コンセント周りのほこり・毛
リネンくずをこまめに拭き取ること。
• 消火器・避難経路・非常口の位置を、
新人さんにも最初に教えておくこと。
どれも地味ですが、こういう積み重ねが
「何も起こらない1日」を作ってくれていると感じます。
✅ まとめ
ソープランドの裏方スタッフの仕事は、
「きれいにする」「回す」だけではなく、
見えないところで“火を出さない工夫”を続けることでもあります。
• 火が出やすい場所を決めて、
そこを重点的に管理すること
• 毎日の60秒チェックで「うっかり」をつぶしていくこと
• もしもの時の初動を、
チーム全員で共有しておくこと
この3つがあるだけで、
お店の安心感はかなり変わってまいります。