ど∼も「まんじまる」です。
今日も不定期開催、
「転生したら風俗スタッフだった件」はっじまるよ∼♪
【男の子の宝物はベットの下に】
「ウッドチップ」という物を買った。
簡単に説明すると、
「良い香りのする木のクズ」だ。
今回買ったのは「ヒノキ」の香りがするやつだ。
とても良い香りで、
とても安らぐのだが、
小学校の頃、
「宿泊学習」で青年に家に泊まりに行った時、
授業で"ヒノキ"を好きなように切り、
火で少し焼き目を付けて手作りの加工品を作るという授業をやった。
あんまり覚えていなかったが、
ダイヤモンド型に切って、
完成したら家の【表札】にしようと思ってた。
みんなと一緒に木を切り、
みんなと一緒のかまどに入れた。
でもなぜか、
俺の「ヒノキ」だけはかまどからは出てこなかった。
発見された時には丸焦げになってた。
みんな少しあぶられたヒノキ。
俺は丸焦げのヒノキ。
今でも「ヒノキ」の匂いを嗅ぐとそのことを思い出す。
そんなことを思い出しながら、
「ヒノキ」のウッドチップを枕元に置いて、
蒸気でホットアイマスクの「森」の香りを付けて寝る。
そうすると、
瞬く間に寝室は「森林」と化し癒されていた。
これが所謂「ソロキャンプ」と言うやつか。
だが彼女からはあまり評判が良くなかった。
「寝れない!臭すぎる!」と怒られたし、
「そんなに自然の匂いが好きなら外で寝ろ」とまで言われた。
だから香りが漏れないようにジップロックに入れて、
みんなが寝静まったのを見計らって、
ベットを彼女と猫2匹に占領された175センチの男が、
小さくうずくまりながら夜な夜な一人嗅いでいる。
そのフォルムは20年前の「薬物乱用者」のまさに"それ"だ。
見る人が見れば間違いなく通報されるだろう。
そんなこんなで、
「俺」と「ウッドチップ」の奇妙な夜更かしが1週間くらい続いた今朝。
彼女「マットレスの下に何隠してるの?」
バレた!?!?!?
いや昨日だって鼻息スースーさせて寝てたはず!!!
卍「何も隠してないよ!」
彼女「じゃあマットレスの下見せれるね!」
卍「...無理...。」
5分くらいだろうか体感2時間くらいの押し問答が続いたが、
結局正直に話した。
彼女は完全に「いかがわしい物」が出てくると思っていたようで、
壁とベットの隙間から、
綺麗にジップロックに包まれた「ウッドチップ」が出てきた時は流石に笑ってた。
何で男ってやつはいつも、
「人に見つかりたくない物」はベットの下に隠すんだろうな。
1パターンだからすぐバレるんだよな。
ずれたマットレスを直しながら、そんなことを思っていたら、
まだバレてない「エアガン」と目が合ったが、そっと布団をかけた。
以上、まんじまるでした。